株式会社J SPIRITSでは印刷業基幹業務管理システムPrintSapiensを活用し、単品損益の可視化による収益の改善をはじめ、他のシステムやソフトウェアとの連携による業務効率のさらなる向上を提案しています。

PrintSapiensは印刷業に特化した基幹業務管理システムとして、1997年の初期バージョン発表以来、全国300社以上の導入実績があります。PrintSapiensでは見積積算から受注管理、売掛・買掛管理、生産管理、原価管理まで、印刷業務に必要な管理システムを一元化し、業務の効率化を図るとともに経営分析に必要なデータを収集。受注案件ごとの可視化した単品損益の情報をもとに取り引きや業務の見直し、収益を改善につなげられます。こうした売上・利益管理に非常に高い機能を持つ、一方、業務を効率化する様々な機能を持っています。

見積りソフトの「みつもさぴえんす」は見積り単価や見積り計算方法を社内で統一。規格や印刷機など複雑多岐にわたる組み合わせをシミュレートする最適化エンジンを搭載しています。PrintSapiensではこの見積りデータを元に簡単に受注入力することができます。モバイル環境で外出先から受注データを変更したり、会社のプリンターへ作業指示書等を出力したりすることも可能。また、入力したデータを元に、様々な営業管理帳票を画面で確認・帳票出力できます。

工程管理機能では、大工程、中工程（受注明細）、小工程（作業工数）の３段階のレベルで工程を管理。大工程作業予定、中工程作業予定が入力されていなくても、受注明細が入力されていれば小工程作業予定を管理できます。大中工程計画では、営業部門が設計した受注明細、受注仕様に基づき、印刷機、面付け、出力機（CTP、フィルムセッタ）、校正手段（カラープリンタ、DDCP、本機）、外注先等々ふくめ、最短時間で最も経済的に製品を作るための工程、機械、材料を選択し、工程手順を決定します。

小工程管理の特徴は、現場の実作業レベルで工程を管理し、工数に基づく予定組みや実作業の進捗状況、実作業の原価管理を実現するなど、より精度の高い個別原価管理（単品損益管理）を実現しています。生産管理システム（PCS）とJDF／JMFの連携により、コンピュータ統合生産システム（CIM／Computer Integrated Manufacturing）を構築でき、生産の自動化を実現。短納期・多品種・小ロットに対応したCIMの構築を支援します。

PrintSapiens導入ユーザーは入力した受注データや収集した実績データを他社システムや業務パッケージソフトとデータ連携して業務フローを省力化することができます。これにより別の部署で同じ入力業務が発生するなどの無駄な作業・時間をなくし、業務処理コストを低減します。

例えば、送り状発行システム（Ｂ２、ｅ飛伝Ⅱ）とのデータ連携では、バーコードリーダーを使って数回のスキャンで出荷処理でき、顧客へ送り状（問合せ）番号入りの出荷案内メールを送信できます。顧客からの問合せに迅速に回答できるだけでなく、配送の進捗データや運賃データも取込めます。また、PCが設置されていない得意先へはメール／FAX（eFax）連携で出荷案内書をFAX送信できます。

ダッシュボードで“見える化”

『機械状況ダッシュボードOLV.890』ではPrintSapiensの設備マスターに登録されている機械の作業進捗状況を見える化します。機械ごとにイメージ写真、作業進捗状況、タスク、得意先名、受注番号、作業内容、オペレータ、作業開始時間、終了予定時間と当日の残工数および件数がビジュアルに表示されるので、一目で機械ごとの作業進捗状況が分かります。機械が設備マスターに登録されていれば、工程に関わらず画面表示できるだけでなく、PrintSapiensで実績入力することにより、作業進捗状況を見える化。機械がPrintSapiensとJDF／JMF連携やCSV連携されていれば、機械の作業開始により、見える化を実現します。

Web to Printとの連携でさらなる効果

印刷通販を運営する印刷会社で行われているWebからのBtoBやBtoCの注文の多くは、メールやFaxで送られています。それらの注文は紙に出力し、あらためてMISや業務システムへ人手を介して入力しているのが現状です。こうした手間と時間を削減するため、Web to Printアプリケーション“SSF”（Sapiens Shop Front）はPrintSapiensとの連携で、印刷通販ビジネスの業務改善をはじめ、ネット通販のモノからサービスへの流れにも対応し、ネットから印刷物を注文する顧客先への様々なサービス機能を提供しています。

SSFは、付合せ指示を標準装備し、PrintSapiensと連携することで、高度なプロセスの自動化を実現します。Webからの顧客状況や利用情報、注文情報等のWebアプリケーションと受付入力、商品マスター、商品価格マスター、顧客マスター、顧客カタログマスター、製品在庫一覧表、印刷通販や小ロット印刷に不可欠な「付合せ」指示、宅配便出荷データ出力、進捗、料金取込連携プログラム等で構成されています。

不特定多数を対象に商品を受発注する「SSF B2C」では顧客が商品をカートに入れる注文フォーム、顧客のログイン情報や基本情報、担当者情報、納品先情報、注文履歴等を表示、変更するWebプログラムとPrintSapiensアドオンのB2C商品マスターや受付入力関係のプログラムから構成されています。

印刷会社は、インターネットを介して日本全国からの受注窓口を設定することができます。商品の価格や仕様は、PrintSapiensの標準装備マスターで簡単に設定できるほか、Web商品価格表自動生成機能により、価格表を一元管理できます。また、Webからの注文数、追加指示に応じた作業明細書を自動生成するため、工数を削減。このほか、電話やFAXによる受注に伴った転記ミスや入力漏れに伴うトラブルやロスを大幅に減らします。

　特定の顧客との取引を効率化する「SSF B2C」はWebログイン画面で発注者がID、パスワードを入力することにより、印刷発注サイトへアクセス。商品を選択し、部数を入力することで単価が表示され、発注することができます。印刷データの入稿や、在庫からの注文、モバイルからの注文に対応します。

【会社情報】
　株式会社J SPIRITS
　本社：東京都千代田区神田司町2-2-7 パークサイド1ビル1Ｆ
　電話：03-6206-0681
　HP：http://jspirits.co.jp