DNP UNHCRと中長期的な難民支援で意見交換会を実施 緊急支援に留まらない自立支援のあり方や寄付の意義を議論

大日本印刷株式会社(DNP)は2026年4月22日、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)渉外局長のドミニク・ハイド氏らの訪問を受け、難民支援に関する意見交換を行った。同社とUNHCRとの意見交換は2023年から毎年実施しており、ドミニク・ハイド氏の訪問は2024年4月で2度目となる。今回は「緊急支援だけでなく中長期的な解決に向けた取り組み」を主要なテーマに、支援のあり方を議論した。

意見交換の様子(ドミニク・ハイド氏は右から2人目)

中長期的な課題解決と自立支援の重要性を共有

UNHCRのドミニク・ハイド氏は、難民の帰還が進む地域がある一方で全体の数は増加しており、難民問題が複雑な局面にある現状を説明した。こうした状況下において、緊急支援と並行して中長期的な課題解決に取り組む重要性を強調した。UNHCRは現在、難民が長期にわたり支援に頼り続ける状況を改善し、社会の一員として自立して生活できるようにするための自立支援を重要テーマに掲げている。

DNPも同様に、難民問題を一過性ではなく長期的な社会課題として捉える姿勢を示した。意見交換では、中長期的な支援を実現するための「使途を限定しない継続的な寄付」の意義について互いに確認した。同社は人権の尊重を社会的責任と位置づけ、2022年から5年間、国連UNHCR協会を通じて毎年1,000万円(総額5,000万円見込み)の寄付を継続している。

本業を活かした社会貢献と社員への啓発活動

DNPは難民支援に限らず、すべての人が自立して暮らせる社会の実現に向けて多様な社会貢献活動を展開している。一時的な支援に留まらず、本業で培った印刷技術や情報技術、知識や経験を社会に還元し、安全・快適な社会づくりや次世代育成、芸術・文化の振興に繋げる。

また、社員一人ひとりが社会課題を「自分事」として捉えるための機会創出にも注力している。社内メディアでの情報発信や、社員食堂での寄付金付き支援メニューの提供など、日常的に難民問題と向き合う工夫を重ねている。

DNPは今後もUNHCRをはじめとするパートナーと連携し、難民問題の解決と、すべての人が自立して暮らせる社会の実現に向けた取り組みを推進する。

2025年12月にDNPの社員食堂で提供した寄付金付き支援メニュー

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