吉田印刷所×ジェイビーエフサプライ 紙製デリバリーパック「エコロジパック」を共同開発 安定供給可能なエコ資材として物流・EC業界の脱プラ化を支援
株式会社吉田印刷所と株式会社ジェイビーエフサプライは、完全紙製のパッキングリスト封入用袋「エコロジパック」を共同開発した。2026年5月13日~15日にインテックス大阪で開催された「サステナブルマテリアル展」の吉田印刷所ブースで初披露し、同日から販売を開始した。
グラシン紙と特殊加工技術を融合し脱プラと安定供給を両立
物流・EC業界でのプラスチック資源循環促進法や欧州包装規制(PPWR)への対応が急務となる中、吉田印刷所はジェイビーエフサプライとの共同プロジェクトにより、段ボールなどの外装に貼付する100%紙製のデリバリーパックを開発した。中東情勢の緊迫化に伴う石油由来製品の原材料コスト高騰や調達不安を背景に、国内生産による安定供給が可能なエコ資材として展開する。
エコロジパックは、吉田印刷所が同社製品「グラスパック」などで培った半透明グラシン紙の活用技術と、ビジネスフォーム製造で実績を持つジェイビーエフサプライの特殊タック加工・量産技術を組み合わせて誕生したもの。従来の紙製パックが抱えていた「中身が視認できない」という実用上の課題と、吉田印刷所が抱えていた「量産体制の構築が難しい」という製造上の課題を同時に解決する。100%紙製でありながら高い視認性を持ち、さらに国内生産による安定供給を実現することで、企業の脱プラ推進とサプライチェーンの強靭化を同時に支援する。
吉田製作所は同製品について、今後は国内のEC・通販事業者への展開はもちろん、欧州のPPWR(包装・包装廃棄物規則)対応が急務となっている国際商社やグローバル企業の越境ECでの「攻めの環境対応資材」として提案を強化するとしている。初年度は50万枚の販売を目標とし、中東情勢などによるプラスチック資材の供給不安に悩む企業のサプライチェーン安定化への貢献を目指す。
「エコロジパック」が物流現場にもたらす6つの革新
①100%紙製でありながら「中身が見える」という視認性
半透明の紙を使用することで、従来のプラスチック(PP/PE)製品に近い視認性を確保。箱を開けずに納品書や梱包リストの確認が行えるため、現場の作業効率を落とさない。
②輸送中の剥落を防ぐ「裏面全面粘着仕様」
従来製品の課題であった「両端部分のみの接着」という剥離懸念を、ジェイビーエフサプライの特殊加工技術により克服。裏面全体が強粘着シールとなっているため、段ボールのコーナー(角部)などにも隙間なく密着する。
③貼付後の開封・脱落を抑制する「裏面開口仕様」
封入口を粘着面(裏面)側に設ける仕様により、貼付後は外装から剥がさない限り開封しにくく、輸送中の意図しない剥落を防ぎ、重要な書類をより安全に届ける設計。
④屋外配送・小雨にも耐える「撥水ニス加工」
「紙は水に弱い」という常識を覆すべく、表面に撥水ニス加工を施した。小雨が降る屋外での配送シーンにも対応可能で、天候に左右されない安定した運用を実現する。
⑤剥がさずそのまま資源にできる「古紙リサイクル適性ランクB」
日本印刷産業連合会の基準に基づく評価を得ており、使用後はエンドユーザーが段ボールから剥がす手間なく、そのまま「板紙(段ボールなど)」として資源循環が可能。BtoCのEC事業で、顧客に「分別の手間」というストレスを与えない。
⑥企業のCSRを可視化する「オリジナル印刷」
企業ロゴや「納品書在中」といったオリジナル印刷に30,000枚から対応し、梱包資材を単なる消耗品から「企業の環境姿勢やブランド価値をエンドユーザーに直接伝える媒体」へと活用できる。
製品仕様
- 製品名:エコロジパック
- 発売日:2026年5月13日(水)
- サイズ:小サイズ(127×250㎜・A4三つ折り対応)、大サイズ(140×280㎜・長3封筒対応)
- 価格(税別):小サイズ25.2円/枚、大サイズ27.2円/枚
- 販売単位:箱単位(1箱1,000枚入り)
- 販売経路:オンラインショップ
- 製品サイト:https://glasspack.jp/eco-logi-pack


