エーエム 都心の好立地に印刷製造受託、四六全4色LED-UV、菊全5色・両面、菊半寸延び4色から製本まで一貫生産体制で短納期・高品質で信頼集める

東京江東区佐賀に本社を置く株式会社エーエム(鈴木京子社長)は、首都高速佐賀インターから約5分という都心の好立地を生かし、製版から印刷、製本までを一貫して手掛ける体制で、短納期・高品質・小ロット対応を実現している。
印刷業界を取り巻く環境が大きく変化し、印刷会社には納期短縮、コスト削減、多品種少量化への対応、さらには人手不足への対策が強く求められている。同社はこうした課題に応える存在として、受託製造印刷の現場を支えている。

同社は平成5年、写真製版会社として設立された。以来、製版で培った技術を活かし、四六全・菊全の大台印刷から製本までを一貫して行う生産システムを確立。

鈴木京子社長

現在は、企画会社、デザイン会社、広告代理店からの受注が全体の60%を占める一方、印刷業者からの下請け受注も約40%あり、業界内での存在感を高めている。頁物、カタログ、POP、印刷などを得意とし、四六全判や菊全判5色機を生かした多面付け印刷にも強みを持つ。

印刷会社が直面する課題の一つが、設備投資と稼働率のバランスだ。最新の印刷機を自社で導入したくても、受注の波によっては稼働率が安定せず、投資負担が重くなる。また、小ロット案件の増加により、短時間で高品質に仕上げる柔軟な生産体制も必要になっている。さらに、オンデマンド印刷だけでは対応しきれない中ロット・高品質案件の受け皿も求められている。こうした背景から、外部の協力工場に一貫生産を委託するニーズが高まっており、エーエムの生産体制に対する価値がますます高まっている。

KOMORI菊全5色機リスロン40
KOMORI四六全判4色機リスロン44 LED-UV4色乾燥装置搭載機
厚紙対応のKOMORI菊半裁寸延オフセット枚葉印刷機「ENTHRONE 29」を設置

同社の製造設備は、コダックのサーマルCTP「Magnus Q800プレートセッター」、EPSON NPX10000、UV乾燥装置搭載のKOMORI四六全4色機リスロン44(LEDUV乾燥装置付き)、KOMORI菊全5色機リスロン40、KOMORI菊全判2色両面兼用機リスロン、KOMORI菊半裁寸延4色機ENTHRONE 29、富士フイルムビジネスイノベーションのRevoriaPressC180s、さらに製本設備として正栄オリスターマッハエイト、正栄オリスターコンビネーションKT、尾﨏中綴機などを備える。

昨年新設した菊半裁寸延び4色機NTHRONE 29は、厚紙対応を可能にし、販促物やパッケージ、特殊用途印刷などのニーズに応える体制を整えた。

正栄折機オリスターコンビネーションKTと尾﨏中綴機の製本部門

大台オフセット印刷機のメリットは多い。四六全判や菊全判といった大きな用紙サイズに対応できるため、1枚の紙に多くの面付けが可能となり、効率的な生産が実現する。これにより、印刷部数が多い案件では、1枚あたりの印刷コストを抑えやすい。また、ページ物やカタログのような多ページ印刷では、面付け効率が高く、後工程の製本まで見据えた生産計画が立てやすい。加えて、大台機は色の安定性や印刷品質にも優れ、商業印刷で求められる高精細な再現性を発揮する。LED-UV乾燥システムを組み合わせる
ことで、乾燥時間の短縮や擦れ防止も可能となり、即日納品などの短納期案件にも対応しやすい。

今年3月には創業者の安齋亀治氏から次女の鈴木京子氏が代表取締役社長に就任した。鈴木社長は前身のエーエム製版から同社に在籍し、会社全般を担ってきた。鈴木社長は「立地の良さに加え、大台機が揃っており、即日納品体制で小ロットもオンデマンド印刷で対応できます。コスト、納期、高品質という基本を絶えず追求し、期待に応えたい」と語っている。

商業印刷を取り巻く環境は引き続き厳しいが、工程内製化、設備の多様化、立地優位を組み合わせた生産体制は、顧客のサプライチェーンを支える重要な選択肢となる。

鈴木京子社長とエーエムの印刷部門

エーエムは、印刷会社の外部生産拠点として、今後も高付加価値案件の受け皿として存在感を高め印刷会社の課題解決を支えるパートナーとして、今後ますます重要な役割を担っていく。

  • 株式会社エーエム
  • 住 所 東京都江東区佐賀2-10-11
  • 代表者 鈴木 京子
  • T E L 03-3630-9224
  • FAX 03-3630-9225

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