OSP 紙製結束バンド「ペーパックⓇサーマルバンド」5月21日に発売 ダイレクトサーマル印字と脱プラ、環境負荷の低減と作業の効率化を同時に実現

大阪シーリング印刷株式会社(OSP)は、5月21日にダイレクトサーマル印字に対応した紙製結束バンド「ペーパックⓇサーマルバンド」を発売する。同製品は、プラスチックフィルムを一切使用せずに熱圧着での結束が可能で、環境負荷の低減と作業の効率化を同時に実現する。

表面の印字性能と裏面の接着性能を両立した技術

同製品は、表面にサーマル層をコーティングしており、インクリボンを使用しないダイレクトサーマル印字が可能となっている。表面のサーマル層はサーマルヘッドの熱エネルギーに対する耐熱性を備える一方、裏面のヒートシール層は比較的低温で溶解するという、相反する二つの特性を両立させた。これにより、印字と熱圧着による結束を同時に行える。

また、粘着剤を使用しない特殊なヒートシール層を積層したことで、ロール状での保管時に発生しやすい表面と裏面の固着(ブロッキング現象)を防止。結束する商品に粘着剤が付着するトラブルも解消した。

リグニン顕色剤や森林認証紙を用いた環境負荷の低減

基材は2タイプあり、ホワイトとライトブラウンの「Treeloop Thermal™」を採用。どちらもFSC®森林認証紙を使用で環境に配慮した製品となっている。

「Treeloop Thermal™」は、石油由来の原料が一般的である顕色剤の一部を、木材からパルプを取り出す際に発生する黒液由来の成分「クラフトリグニン」に置き換えたもの。廃液のアップサイクルにより環境負荷を軽減するとともに、海外の法規制で制限のあるビスフェノールAやビスフェノールSを使用していないため、グローバルな販売展開にも対応する。

包装プロセスの効率化とインクリボン不要によるコスト削減

同製品は紙製でありながら、温度や湿度の影響で発生する「カール現象」を抑える設計となっており、自動包装機でのスムーズな処理を可能にした。ダイレクトサーマル印字の採用により、インクリボンのコストや使用後のフィルム廃棄物が不要となり、リボン交換作業の削減による作業効率の向上も見込める。

結束強度は、上下方向の引っ張りに耐える強固な接着性を持ち、輸送時や陳列時の荷崩れを防ぐ。一方で、開封時は接着時と反対方向に引っ張ることで容易に剥がすことができ、紙製のため任意の箇所から手でちぎることも可能となっている。

強固な接着性と剝がしやすさを両立

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