ハイデルベルグ・ジャパン 「ジェットファイア50」日本初号機をプリントビズに導入 持続可能なものづくりを支援

ハイデルベルグ・ジャパン株式会社は、3月30日、インクジェットデジタル印刷機「ジェットファイア50」の日本1号機をプリントビズ株式会社に導入したことを発表した。

プリントビズは、チラシ・パンフレットなど一般商業印刷および通販印刷を手がけるOSPホールディングスのグループ企業。同社はオフセット印刷における廃液を極力おさえた水なし印刷方式を早期に導入するなど、環境配慮を重視した事業を展開。すでに電子写真方式のデジタル印刷機を導入している。今回、新たにインクジェット方式の「ジェットファイア50」の導入により、デジタル印刷の拡充とともに、環境対応への取り組みをさらに強化する狙い。

インクジェットデジタル印刷機「ジェットファイア50」

従来、くじ券のナンバーなどのような中ロット・大ロットの可変印刷物では、ベースとなる部分をオフセット印刷し、可変部分をデジタル印刷で重ねる二度刷りで対応されていたため、コストと時間を要していた。
ジェットファイア50では、ベースと可変を同時に高速印刷することができるため、製造効率を大幅に向上。これにより、プリントビズはさらなるコスト削減と納期短縮を実現し、顧客への付加価値向上に貢献する。

ジェットファイア50導入にあたり、プリントビズの岩城保社長は、「従来は顧客がご要望する仕様に応えるために、インキタイプや機械を変更していました。ジェットファイア50 はインキの設計が新しく、前述の作業が不要になるので生産性が上がり、納期短縮とコスト削減という効果が得られました」と述べている。

さまざまな付加価値を提供 ジェットファイア50の特長

インクジェットデジタル印刷機「ジェットファイア50」は、スピード・精度・信頼性を高次元で兼ね備えたハイパフォーマンスモデル。高い柔軟性を武器に、オンデマンド印刷を迅速かつ安定的に処理し、生産性と収益性の向上に寄与する。SRA3(A3 ノビ)サイズで最大両面4,560 枚/時の出力に対応し、高速運転下でも品質の安定を維持。プリネクトやカスタマーポータルとの連携により、ワークフローの自動化やデジタルマッピングが進み、生産工程全体の効率化を実現する。
操作面では、高度な自動化と直感的なユーザーインターフェースを備え、オペレータの負担軽減やトレーニング期間の短縮に貢献。1,200dpiの高解像度とカラーグリップ技術により、コート紙・非コート紙を問わずシャープでクリアな仕上がりをもたらす。さらに、自動ノズル制御や見当調整機能が長時間稼働でも安定した品質を保持する。
用紙対応力にも優れ、種類や厚さの異なる多様なメディアに柔軟に対応。商業印刷のニーズに幅広く応え、デジタル印刷の付加価値向上に寄与する。

関係者コメント

【ハイデルベルグ・ジャパン代表取締役社長 ヨルグ・バウアー氏】
「このたび、プリントビズ様にデジタルインクジェット印刷機 ジェットファイア50の国内1号機をご導入いただけたことを、心より嬉しく思います。ジェットファイア50 は、ハイデルベルグが培ってきた印刷技術と最新のインクジェットテクノロジーを融合した、新時代の商業印刷を象徴するプラットフォームです。プリントビズ様は環境配慮型印刷を持続可能な生産体制の構築として積極的に取り組んでこられました。今回の導入が、同社の環境価値と生産効率のさらなる向上に貢献できることを、大変光栄に思います。ジェットファイア50 が備える高品質・高速・柔軟性は、まさにこれからの商業印刷に求められる価値そのものです。さらに、オフセットおよびデジタル印刷のジョブに対し最適な生産経路を自動で決定するプリネクト タッチフリーにより、同社の持続的かつ高効率な運用を今後支援できるものと考えております。これにより、変化の激しい市場環境で、競争力強化に貢献できると確信しております。ハイデルベルグは、今後もお客様と共に日本の印刷産業の発展に力を尽くし、デジタル印刷の新たな可能性を切り拓いてまいります」

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