キヤノン×京都文化協会 雪村周継「花鳥図屏風」の高精細複製品を福島県へ寄贈 福島県立博物館で5月29日に式典開催・5月30日から一般公開
キヤノン株式会社と特定非営利活動法人 京都文化協会は、「綴プロジェクト」(正式名称:文化財未来継承プロジェクト)の第18期作品として制作した、米国ミネアポリス美術館蔵の雪村周継筆「花鳥図屏風」の高精細複製品を福島県へ寄贈し、5月30日から6月21日まで福島県立博物館で一般公開する。

最新技術と伝統工芸の融合により文化財の里帰りを実現
「綴プロジェクト」は、キヤノンと京都文化協会が2007年より共同推進している社会貢献活動。キヤノンの入力、画像処理、出力に至るイメージング技術と、京都伝統工芸の匠の技との融合により、鑑賞機会が限られる日本古来の貴重な文化財の高精細複製品を制作している。制作した高精細複製品は、文化財にゆかりのある社寺や自治体、博物館などへ寄贈し、寄贈先での一般公開や学校教育の現場など、さまざまな場面で活用されている。
「花鳥図屏風」は、室町時代に雪村周継によって描かれた水墨による屏風の大作。作者の雪村は画家人生の多くを会津や三春で過ごしたとされ、福島県と深いゆかりがあるが、原本は米国ミネアポリス美術館が所蔵しているため、国内での鑑賞機会は限られている。
今回、高精細複製品を制作することで、雪村ゆかりの地である福島への里帰りを実現した。
寄贈先となる福島県立博物館は、福島県や会津地域にゆかりのある歴史、文化、自然に関する資料を所蔵し、地域の魅力を発信している。
高精細複製品の制作にあたっては、キヤノンのフルサイズミラーレスカメラでオリジナルの文化財を撮影し、独自開発のカラーマッチングシステムを用いた画像処理を行った上で、12色の顔料インクを搭載した大判インクジェットプリンターで出力を行った。さらに、京都の伝統工芸士が屏風に仕立てることで、オリジナルの文化財を限りなく忠実に再現している。
一般展示に先立ち寄贈式典とトークイベントを開催
寄贈作品は5月30日から6月21日まで、福島県立博物館のポイント展「見つめる雪村」で一般公開される。エントランスホールに展示され、ガラスケースなしで間近に鑑賞できるほか、写真撮影も可能となっている。合わせて、同館では5月30日よりテーマ展「会津の絵画」も開催。所蔵する雪村作品を含む会津ゆかりの絵師の作品を展示する。
さらに、一般公開に先立ち、5月29日には同館で寄贈式典とトークイベントを開催する。トークイベントでは、キヤノンと京都文化協会の担当者が同プロジェクトの活動を紹介するほか、専門員らが会津と雪村のゆかりについて解説を行う。
なお寄贈作品は、今後も同館での展示やイベント、教育普及事業などで活用する予定となっている。
イベント・展示の開催概要
【「花鳥図屏風」高精細複製品 寄贈式典・トークイベント】
日時:2026年5月29日(金)14:00~16:00
(式典:14:00~14:30、トークイベント:①14:50~15:20/②15:30~16:00)
場所:福島県立博物館(福島県会津若松市城東町1-25)雪国ものづくり広場なんだべや
参加費:無料
定員:20名(予約不要、当日先着順)
トークイベント内容:
①「綴プロジェクトについて~キヤノン独自の先進技術と京都伝統の技の融合」
講師:中山桜子氏(キヤノン サステナビリティ推進本部)、田辺幸次氏(京都文化協会代表理事)
② 「雪村がいた会津~蘆名氏と向羽黒山城」
講師:梶原圭介氏(会津美里町郷土資料館長)、川延安直(福島県立博物館専門員)
【ポイント展「見つめる雪村」(「花鳥図屏風」高精細複製品 一般公開)】
会期:2026年年5月30日(土)~6月21日(日)
場所:福島県立博物館(福島県会津若松市城東町1-25)エントランスホール
休館日:月曜日
料金:無料
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【テーマ展「会津の絵画」】
会期:2026年5月30日(土)~8月23日(日)
場所:福島県立博物館(福島県会津若松市城東町1-25)常設展 分野別展示室「歴史・美術」
休館日:7月20日・8月10日を除く月曜日、6月23日(火)、7月21日(火)
料金:常設展料金(大人・大学生:400円、高校生以下:無料)
※20人以上の団体の場合、大人・大学生:320円
※8月21日(金)県民の日は、すべての人の常設展観覧料が無料
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