富士フイルムBI 印刷生産管理業務をAIで効率化するクラウドサービス「Revoria Cloud™ Production」の提供を開始
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社(富士フイルムBI)は、3月11日から、印刷会社の印刷生産管理業務において、製造仕様作成や生産工程設計をAIで自動化するクラウドサービス「Revoria Cloud™ Production(レヴォリア クラウド プロダクション)」の提供を開始した。
同サービスは、印刷会社の生産管理部門が担う、受注情報の確認や印刷時の用紙サイズ指定をはじめとした製造仕様の作成、生産工程の設計など高度で複雑な業務をAIが支援し、取り込んだ受注情報から最適な製造仕様と生産工程を自動で作成して提示する。これにより、従来は熟練の作業者が行っていた煩雑な確認作業や仕様検討が大幅に減り、業務負荷を大きく低減する。加えて、同社の製版ワークフローシステムとオンラインで連携することで、ジョブ設定パラメーターがまとまった指示書である製版ジョブチケットの自動作成が可能となり、現場全体の作業効率を大幅に向上させる。
増加する受注情報、属人化している生産管理をいかにスリム化するかという課題
近年、印刷会社では、小ロット印刷の需要増加に伴い、営業部門から生産管理部門へと連携される受注情報の処理件数が増加している。さらに、営業スタッフ間で印刷製造に関する知識や経験に差があることから、営業スタッフが登録した受注情報の内容に確認を要するということがあった。その結果、内容の確認に一定の工数が必要となり、生産管理部門の業務負荷増加につながっている。
また、生産管理部門で行われる製造仕様の作成や生産工程の設計、印刷前にデータや印刷設定の確認を行うプリフライト作業、面付け作業などは、いずれも高度な専門知識を必要とする業務である。そのため、多くの場合、熟練の作業者に依存しているため、業務の属人化が課題となっている。

伝達ミスや生産ロスの大幅削減へ
「Revoria Cloud™ Production」は、受注情報の修正や印刷物の製造に必要な製造仕様の作成、生産工程の設計といった印刷会社の生産管理部門の業務をAIで自動化する。
また、同社が提供する「Revoria XMF™ PressReady2」や「FUJIFILM WORKFLOW XMF3」などの製版ワークフローシステムとオンラインで連携することで、製版ジョブチケットの自動作成が可能となり、人手を介した情報の受け渡しを減らすことで伝達ミスや生産ロスを大幅に削減できる。これにより、印刷物の受注から製造現場への作業指示までの工数を短縮・平準化し、生産管理業務プロセスの簡素化と作業効率の向上を実現する。