全印工連 『INFORMATION  DESIGN(MEDIA UNIVERSAL DESIGN】』販売中、東京都UDガイドラインにも取り上げられたMUDについて包括的に解説

全日本印刷工業組合連合会(全印工連、瀬田章弘会長)は、『INFORMATION  DESIGN(MEDIA UNIVERSAL DESIGN】理解しやすい情報デザイン(情報保障)のために』を販売している。同書は冊子『INFORMATION DESIGN』をアップデートしたもので、障がい者、高齢者、外国人、子ども等に配慮したメディア・ユニバーサル・デザイン(MUD)に関する最新情報や解説がまとめられている。

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『INFORMATION DESIGN「MEDIA UNIVERSAL DESIGN」』-理解しやすい情報デザイン(情報保障)のために-

メディア・ユニバーサル・デザイン(MUD)とは?

MUDとは、年齢・性別・国籍・障がいの有無などにかかわらず、すべての人にとって「見やすく・わかりやすく・使いやすい」情報デザインを目指す考え方および取り組みのことを指す。

現在、高齢化社会の進展や、多様な利用者層の拡大により「高齢者が読みにくい小さな文字や淡い色の表記」「色覚多様性を持つ人に配慮されていない配色」「外国人など、母語が異なる人にとって難解な表現」が問題視されている。MUDは、これらの課題を解消し、誰にでも正確に・快適に情報が届くデザインを設計することで、より多くの人々にわかりやすく情報が伝わる安全な社会を実現する。

現在では、東京都が14年ぶりに改訂したユニバーサルデザインのガイドライン『TOKYOユニバーサルデザインガイドライン』にMUDの概念や考え方が取り上げられるなど、多くの行政や企業に採用されている。

全印工連では、「すべての人に優しく、誰もが快適に利用できる」情報を目指すMUDの考え方に基づく印刷・情報伝達の促進を、印刷業界としての社会的責任(CSR)活動の一環と位置づけ、MUDの意義・必要性を一般社会および印刷業界内に広くアピールする活動を行っている。その一環としてMUDの解説書「『INFORMATION  DESIGN』を慣行。そして今年5月、内容をアップデートして『INFORMATION  DESIGN(MEDIA UNIVERSAL DESIGN】理解しやすい情報デザイン(情報保障)のために』を発刊した。

MUDの手法を体系的・包括的に解説

同書は「A:理念編 なぜ理解しやすい情報デザインが必要なのか?」「B:理論編 理解しやすい情報デザインの実現」C:実例編 メディア・ユニバーサルデザインに基づいた実例」「D:資料編 情報デザインに関わる団体や組織」の4部構成でMUDの動向や手法を解説。自治体のMUDの採用状況や、社会課題の解決に向けたMUDの様々な利用・活用例、様々な障害を持つ人々や、高齢者、外国人、LGBTQ+、こどもに合わせたデザインの方法などを体系的・包括的に学ぶことができる。

価格
組合員 3,300円(税込)
一般 4,400円(税込)
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