京セラDS ANREALAGEパリコレ2026春夏コレクション制作を支援 捺染インクジェットFOREARTHでヘラルボニーのアートを再現し、サステナブルな衣装を実現

京セラドキュメントソリューションズ株式会社は、ANREALAGE(アンリアレイジ)が発表したパリファッションウィーク2026春夏コレクションで、株式会社ヘラルボニーの契約作家が手掛けたアート作品を用いた衣装制作を支援した。京セラのサステナブルな捺染インクジェットプリンター「FOREARTH(フォレアス)」でプリントした生地が全30作品中26点に採用され、独自の世界観を創出した。

アート×テクノロジー×サステナビリティの融合

同コレクションは「♡(ハート)」をコンセプトに、「生命の可視化」をテーマとした。ANREALAGEのデザイン、ヘラルボニーのアート、京セラのテクノロジーが融合し、「心といのちを紡ぐ」コラボレーションを実現した。

ヘラルボニーの作家18名によるアート作品21種が採用され、FOREARTHによって多様な生地に生命力あふれるデザインが高精度に再現された。

FOREARTHが実現する、環境負荷を抑えた新しい染色技術

京セラの「FOREARTH」は、従来の染料アナログ捺染と比較して水の使用量を99.98%削減した環境配慮型プリンター。染色工程で大量の水を必要とする繊維・アパレル産業の課題に対し、持続可能な生産を可能にする技術として注目を集めている。

今回のコレクションでは、ヘラルボニーの繊細かつ大胆なアートを、筆圧・ブラシストローク・色の濃淡まで忠実に再現。デジタル技術による緻密なインク量調整で、原画の表情をそのまま布地に表出させることに成功した。

京セラドキュメントソリューションズは、今後も「FOREARTH」を通じて世界の繊維産業における環境課題の解決を目指し、技術革新によるより良い未来づくりに取り組んでいく。

1~3,5,8~15,17~30の衣装に「FOREARTH」で印刷された生地が使用されている

関連記事

最新記事