東印工組・文京台東支部/文京製本協組/東グラ文京支部 「文京博覧会2025」に出展 地域産業の魅力を体験できる2日間に来場者が集まる
東京都印刷工業組合文京台東支部、文京製本協同組合、公益社団法人東京グラフィックサービス工業会文京支部の3団体が、11月14日と15日の2日間、文京区主催の「文京博覧会2025」に出展した。区内産業の魅力を広く伝える同イベントには、多様な世代の来場者が集まった。
多彩な商品と実演でにぎわう印刷関連ブース
文京台東支部のブースでは、各社の特色ある商品が来場者の注目を集めた。
木元省美堂は、オリジナルカードゲーム「ありがとうできるかな?」を初めて対面販売として紹介。実際にプレイできる体験コーナーを設置し、親子連れや孫を持つ高齢層など幅広い来場者が足を止めた。
株式会社相馬は、日本文具大賞2020(機能部門)グランプリを受賞した「ホントの紙ねんど」を販売。紙を原料にした紙のねんどは、子どもからアートを嗜む大人まで幅広い支持を得ている。
また有限会社祥山堂は、古地図をデザインしたクリアファイルやブックカバー、繰り返し使えるレンズクリーニングペーパー「Bei Lente(ビレンテ)」を紹介。Bei Lenteはアクリル極細繊維を特殊構造で仕上げた不織布で、水洗いして繰り返し使用できる。メガネだけでなくスマートフォンの液晶などにも使用でき、携帯性の高さも人気となっている。
製本の魅力を伝えるワークショップと、紙の楽しさを知る体験展示
文京製本協同組合のブースでは、製本の工程を体験できるワークショップを開催。来場者が自分だけの一冊を持ち帰った。また、同ブースでは束見本も販売しており、真っ白な本を手に取る珍しさから多くの人が集まった。手帳や創作ノートとして自由に使える点が評価されていた。
東京グラフィックサービス工業会文京支部は、文京区オリジナルキャラクター「BUNレンジャー」のグッズや金色を基調とした縁起物アイテムを紹介。目玉となっていたのは、100円で紙を詰め放題できるブースで、大きな人だかりができていた。柄入りの薄紙や、文様の入った厚紙などさまざまな紙が並んでおり、特に中綴じ冊子の表紙などに使用できる強度がある髪は人気を集めていた。来場者は「子どもの図画工作用に」「グリーティングカードなどのハンドメイドに活用したい」と語り、詰め放題を楽しんだ。








