【倒産情報 千葉県】川口印刷工房 破産手続き開始決定

株式会社川口印刷工房(千葉県銚子市西芝町)は、11月25日に千葉地裁八日市場支部より破産手続き開始決定を受けた。同社は、1926年(大正15年)創業、54年(昭和29年)7月に法人改組された印刷業者。長年の業歴を背景に、地元企業や自治体などを得意先として営業基盤を構築し、チラシやパンフレット、名刺、ポスターなどの印刷を手がけ、2010年3月期には年売上高約4億8500万円を計上していた。しかし、業界環境は悪化し、印刷需要が低下。収益も低迷するなか、新型コロナの影響でパチンコホールなどからの受注が落ち込み、2022年3月期の年売上高は約8000万円にとどまっていた。翌2023年3月期は年売上高約1億1000万円に回復したものの、収益の改善が進まず欠損を計上。事業の継続が困難となり、スポンサーによる立て直しを模索していたが奏功せず、2025年9月末には事業を停止していた。負債は約1億2000万円。

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