帝国データバンク 2026年周年記念企業調査を発表、「100周年」企業は2,371社 DNPが創業150周年を迎え「第三の創業」を表明

株式会社株式データバンク(帝国データバンク)は、2026年に創業・設立から節目を迎える全国の企業(個人経営・団体等含む)を「周年企業」として抽出し、分析結果を公表した。2026年に10年刻みで周年を迎える企業は、2025年11月時点で全国に14万5,159社存在することが判明。そのうち「20周年」企業が2万6,663社で最多となり、創業から半世紀となる「50周年」企業は1万7,939社、一世紀の歴史を刻む「100周年」企業は2,371社に上る。

業種別では、建設業が4万1,484社(構成比28.6%)でトップとなり、次いでサービス業が3万9,653社(同27.3%)と続く。周年別に最も割合の高い業種を見ると、「100周年」では小売業が24.7%を占めており、時代ごとの産業構造を反映した結果となった。

印刷・出版業界の老舗企業が牽引する「長寿企業」の変革精神

2026年に周年を迎える上場企業457社のなかで、最も業歴が長い荒川化学工業と大日本印刷は「150周年」を迎える。大日本印刷の北島代表は「挑戦の企業文化と独自の“P&I(印刷と情報:Printing & Information)”を強みに、社会や生活者と直接向き合い、新たな価値を創造する“第三の創業”に取り組んでいく」と表明した。同社が創業以来、時代に応じて事業を変革し続けてきたように、変革と挑戦の精神が長寿企業を支える原動力のひとつとなっている。

また「100周年」では、総合出版社の集英社や、豊田自動織機、信越化学工業、東レ、クラレ、富士急行などが名を連ねる。「50周年」ではスギホールディングスやハンズ、叙々苑、リコーリース、「10周年」では伊藤ハム米久ホールディングスやベースフードといった多種多様な企業が節目を迎える。

周年を契機としたブランディングと記念事業の活性化

多くの企業が周年を成長の契機と捉え、記念サイトの開設やロゴの刷新といった施策を展開している。2026年に100周年を迎えるカネテツデリカフーズは、特設サイト「カネテツ100周年クエスト」を開設し、経営危機を乗り越えた歩みやSDGsの取り組みを発信している。また、井関農機は100周年記念ロゴやグッズの展開に加え、スマート農業や脱炭素社会の実現に向けたメッセージを公開した。

▶帝国データバンク 全国「周年記念企業」調査(2026年)

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