竹尾 コーヒーフィルター端材を再資源化したリサイクル素材「Cafetex」を展開 廃棄されていた難処理古紙を紙・糸・生地へと再生する独自技術

株式会社竹尾は、コーヒーフィルターの製造工程で発生する打ち抜き端材を原料としたリサイクル素材「Cafetex(カフェテックス)」の取り扱いを開始した。同素材は、これまで再資源化が困難とされていた端材を独自の技術で再生パルプ化し、薄葉紙として再生したもの。さらに、マイクロスリット加工や撚糸加工を施すことで「紙糸」としての活用も可能となっている。

毎月100トンに及ぶバージンパルプ端材の有効活用を実現

コーヒーフィルターの打ち抜き端材は、高品質なバージンパルプ100%でありながら、その特性上、分解が難しく再生紙原料には不向きな「難処理古紙」とされてきた。同社は新しく機械を導入するなど試行錯誤を重ねることでこの課題を克服。毎月100トン以上発生する端材を貴重な資源として再定義し、環境負荷の低減と高付加価値な素材開発を両立させた。

毎月100t以上集まってくるコーヒーフィルターの打ち抜き端材

アパレルからインテリアまで広がる紙糸の可能性

再生された紙糸は、染色や他の繊維との複合加工にも柔軟に対応できる特性を備えている。アパレル製品のテキスタイルをはじめ、産業資材やインテリア用品など、従来の紙の枠を超えた幅広い分野での利用が想定される。環境配慮型素材への需要が高まる中で、機能性とサステナビリティを兼ね備えた新素材として、多方面からの注目が集まる。

コーヒーフィルターの端材による再生パルプから作られた薄葉紙

関連記事

最新記事