武藤工業 UVハードタイプインク「UH71」を販売開始 TPO・SVHCフリーでEU規制に対応しアクリルなど硬質素材への印刷に最適化
武藤工業株式会社は、高い安全性と環境配慮を両立したUV-LEDインクジェットプリンター向けの新しいハードタイプUV硬化型インク「UH71」を国内で販売開始した。同製品は、光重合開始剤の一つであるTPOおよび高懸念物質(SVHC)に分類される物質を不使用とし、欧州等のグローバル市場を見据えた厳しい化学物質管理基準に適合している。
安全性と環境配慮を追求し欧州規制に対応
同社は、欧州における化学物質管理の厳格化を背景に、将来的な規制強化も見据えて同インクを開発した。TPOは欧州のREACH規制においてSVHCリストに登録されており、2025年にはEUでTPOを含む化粧品の市場提供が禁止されるなど規制が強まっている。同製品は、これらTPOやSVHC、さらに発がん性・変異原性・生殖毒性を持つCMRカテゴリー1に該当する物質を含まない。
また、米国の第三者安全科学機関であるUL社が実施する制度「UL GREENGUARD Gold認証」を取得した。厳しい化学物質放散基準に適合しており、作業者や屋内環境への負荷を低減する。
硬質素材への高い密着性と多彩な加飾表現
同製品は、アクリルなどの硬質素材に対して良好な密着性と高い耐擦過性を発揮する。アクリルキーホルダーやカード装飾といったオーダーグッズ、各種ノベルティ制作のほか、工業部品や樹脂部品への印刷、店舗装飾、案内板の制作など、幅広い用途で活用できる。
加飾面では、光沢感のあるグロス印刷やマット印刷などのクリアインク加飾、さらには点字印刷にも適している。同社では2023年からTPO・SVHCフリーのソフトタイプインク「US61」を展開しており、今回ハードタイプの同製品をラインアップに加えたことで、より多様な素材への印刷・加飾に対応する体制を整えた。
