DNP 神戸松蔭大学とIP人材育成で連携協定を締結 クリエイティブからビジネスの構築までを担う「IPジェネラリスト」育成へ

大日本印刷株式会社(DNP)は5月8日に、神戸松蔭大学と連携協定を締結し、マンガやアニメ等のIP(Intellectual Property:知的財産)領域におけるクリエイティブ創出からビジネス構築までを担う人材の育成を共同で推進する。両者は同大学ファッション・ハウジングデザイン学科「IPプロデュースコース」のカリキュラム設計や、大学独自のIPを活用した取り組みなどで協働を開始する。

IPビジネスの全体を俯瞰し推進できる「IPジェネラリスト」を育成

日本発コンテンツの輸出拡大に伴い、国内のコンテンツホルダーには収益の最大化や海外展開に向けたビジネス構築が求められている。これに対し、クリエイティブ能力だけでなく、情報発信や海外流通のノウハウ、国内の利益確保のための仕組みづくりなど、全体を俯瞰してビジネス開発を推進できる人材の育成が課題となっている。

神戸松蔭大学は、IPの創出からビジネス構築までを一貫して学べる「IPプロデュースコース」を2026年4月に開講した。DNPは、IPの価値を最大化する創造性に加え、AI等の最先端技術、権利許諾、海外展開における各国法律、海賊版対策などの包括的な知見を有している。両者は産学連携で、これらの技術や知見を活かしクリエイティブからビジネスの構築までを担う「IPジェネラリスト」の育成および新たなIPビジネスの創出に取り組む。

DNPのリソースを活用した実践的な教育プログラムの開発

教育現場では、DNPのIP関連サービスを活用し、学生がIPビジネスを実体験できる機会を提供する。企画・制作から展示・発信までのビジネスフローを一体的に学べるプログラムを共同開発し、学生の企画力や表現力を高めるとともに実践的な知識の習得を目指す。

具体的な取り組みとして、DNP独自のアニメ制作手法「ライトアニメ」の企画・制作工程の体験や、IPを活用した企画展の開発・運営を学ぶプログラムを実施する。また、メタバースや作品紹介システム「DNPコンテンツインタラクティブシステム みどころキューブ」を用いた新しいコミュニケーション手段、多様な素材への印刷や加工技術といったモノづくりについても教育課程に組み込む。

大学独自のIP活用によるブランディングと商品開発

教育プログラムの展開に加え、大学が保有する独自のIPである「神戸松蔭タータン」などを活用した新しい商品やビジネスの共同開発を推進。IPの活用を通じた多様な取り組みにより、「IPジェネラリスト」育成の必要性を社会へ発信し、大学のブランド向上を図る。

両者は今後、双方の知見やノウハウを深化させ、産学連携による次世代教育や新規事業創出など、継続的な価値創出に取り組む。

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