【倒産情報 東京都】平文社 自己破産申請

株式会社平文社(東京都豊島区南大塚)は、2025年11月17日に事業を停止し、自己破産を申請した。同社は1955年(昭和30年)2月創業、57年(昭和32年)10月に法人改組された印刷業者。都内の大手出版社や学術団体を主力得意先として、一般書籍や辞典、学術書などの印刷を行っていた。また、撮影データをデジタル化する図書の復刻版制作も手がけ、大学や寺院、官公庁などから受注を得て、2019年8月期には年売上高約2億7000万円を計上していた。

 しかし、過去の工場売却や設備更新の見送りによって生産能力が低下し、外注比率が上昇したことで収益を圧迫していた。コロナ禍では主要得意先だった学術団体からの受注が大幅に減少し、採算の悪化に歯止めがかからなかった。2023年10月には本店ビルを売却するなど資金繰りの改善に努めていたものの、2025年8月期の年売上高は約1億6800万円にとどまり、債務超過状態が続いていた。2025年11月15日付で一部事業と従業員を他社へ譲渡し、事業を停止する旨を取引先に通知していた。負債は債権者約88名に対し約2億7500万円。

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