ウチダテクノ 小ロットの合紙・厚紙需要へ全自動貼合加工機『AeroBond』を発売、最厚2㎜の合紙が可能

株式会社ウチダテクノは4月1日、小ロットの合紙・厚紙需要に向けて全自動貼合加工機『AeroBond』を発売する。

全自動貼合加工機AeroBond

新製品は2枚の用紙を貼り合わせることで、プロダクションプリンターで印刷できない厚さが求められる商材に対応する。上下2段の給紙テーブルを備え、片面に水性糊を塗布して貼り合わせる。対応用紙厚は上段が0.2~1㎜、下段が0.3~2㎜で、最大2㎜の合紙を可能にする(用紙種類による)。

構成は①給紙ユニット、②10インチ操作タブレット、③糊付けユニット、④揃え&貼り合わせユニット、⑤スタッカー。特許出願中の『Gアライナー』の採用により、幅2,800㎜、奥行き850㎜の設置スペースでの運用を実現した。電源が100Vなので、設置場所の制約も少ない。

上下2段の給紙トレイ
ジョブメモリも可能とした操作パネル
工具なしでローラーを着脱

給紙ユニットはエアサクション方式により安定して確実に給紙。上下の給紙テーブルはいずれも最大100㎜の用紙を積載する。糊の補給はセンサーで監視し、自動供給の仕組みを取り入れた。

10インチ操作タブレットは鮮明な表示を直感的な操作が可能。ジョブメモリ機能により、用紙の種類などの設定を保存し、呼び出すことができる。

工具を使わずにローラーを取り外すことができるため、メンテナンスは用意。糊はエマルジョンタイプのため、水による洗浄が可能で、手入れがしやすい設計により残留物も素早く簡単に取り除ける。

『AeroBond』で貼合した合紙は、ウチダテクノのカッター&クリーサー『AeroCut』シリーズや、オートフィードダイカッター『AeroDieCut』などで加工することで、カードやコースター、パッケージ、ヘッダー台紙・ブリスター台紙など様々な印刷商材を生み出せる。

新製品は一昨年にドイツで開催された世界最大の印刷機材展drupa2026に参考出品され、国内外から注目を集めていた。国内ではオフセット印刷機で印刷した用紙を貼合する大型の合紙機が利用されているが、プロダクションプリンターの後加工に適応した小型のモデルは見られなかった。

同社省力化機械事業部営業推進部商品企画課の森 晴紀課長は「欧米では脱プラの流れからプラカードから紙のカードへの移行が進んでおり、drupa2026では高い関心が寄せられました。既設のプロダクションプリンターを活用し、今までにない厚さの新しい商材の創出が可能になると思うので、1枚当たりの付加価値を高めることができる設備としてご提案していきます」と述べている。

『AeroBond』は現在、2026 ISSEISHA FAIR(4月15日・16日/サンメッセ香川)、シタラフェア(5月15日・16日/ビエント高崎)、JP2026印刷DX展(5月20日~22日/インテックス大阪)、2026九州印刷情報産業展(6月5日・6日/福岡国際センター)に実機が出展される。

価格は860万円(税別)。

【主な仕様】

給紙機構

エアー給紙方式

自動給紙段数

2段

用紙積載量

上段、下段とも100㎜

スタッカー用紙積載量

200㎜

ワーク厚

上段:0.2㎜~1.0㎜、下段:0.3㎜~1.0㎜(糊付け前、紙質条件あり)

ワークサイズ

最小:A3(297㎜×420㎜)、最大:B3(364×515㎜)

貼合処理速度

最大700セット/時(A3)

製品サイズ

2,800㎜(W)×850㎜(D)×1,700㎜(H)

関連記事

最新記事