ミマキエンジニアリング ハイブリッドUVプリンタ「UJ330H-160」を発表 ロールとリジッドの出力を1台で実現、最大4x8サイズのアルミ複合板や2インチ厚のカルプ板など大判・厚物素材の搬送にも対応
株式会社ミマキエンジニアリングは、グラフィック制作向け大判インクジェットプリンタ「330シリーズ」の新製品として、ハイブリッドUVインクジェットプリンタ「UJ330H-160」を発表した。同機は、2026年4月を予定している。
省スペースで多様な素材へのダイレクトプリントを可能に
同社のフラグシップラインである「330シリーズ」は、高画質と高生産性を両立したモデルとして世界中の制作現場から高い評価を得ている。今回発表された「UJ330H-160」は、従来のロール素材への出力に加え、ボードなどのリジッド素材へのダイレクトプリントにも対応する。
同製品は、スペースの制限や設備投資を抑えつつ、1台で幅広い出力業務を完結できる「Next Standard」として提案する。サイン制作事業者や印刷会社に対し、限られた人員やスペースでも多様なニーズに柔軟に対応できる生産環境を提案する。ロールとリジッドの切り替えを迅速かつ容易に行える設計により、現場の作業効率を大幅に高める。
新開発のベルト搬送システムが実現する安定した出力性能
さまざまな素材への安定した出力を支えるため、新たに開発されたベルト搬送システムを採用している。従来の方式では対応が難しかった薄手のフィルムや布地についても、弛みやシワの発生を抑えた安定搬送が可能となった。これにより、ウィンドウグラフィックやファブリックサインなど活用の幅が大きく広がる。
また、リジッド素材の出力時にも高い安定性を発揮する。オートバキュームと前後のロックローラーユニットを搭載し、最大4x8サイズのアルミ複合板や2インチ厚のカルプ板といった大判・厚物素材の搬送に対応。これまで手作業による貼り込みや外注に頼っていた工程を自社内で完結でき、生産体制の効率化に寄与する。
高画質と安全性を両立した次世代の生産環境
画質面では、高密度・高精細プリントヘッドと独自のコントロール技術を融合したエンジンを搭載。均一なベタ表現から繊細なグラデーションまでを、実用スループット14.0平方メートル/hの高い生産性で再現する。さらに、自動調整機能の進化により、オペレーターの経験を問わず一貫した品質を維持できる。
使用されるUVインクは、欧州の環境規制に関連するSVHC(高懸念物質)およびCMR(発がん性・変異原性・生殖毒性物質)フリーに対応した設計となっており、作業環境の安全性確保にも配慮されている。加えて、RIPソフト「RasterLink7」やクラウド型モニターツール「PICT」との連携により、多層印刷などの高付加価値プリントから出力状況の管理までを包括的にサポートする。



