小森会世話人総会 小森会2026年事業がスタート 堆会長が「想像AI」活用を提唱

株式会社小森コーポレーションのユーザー会「第33回小森会世話人総会」が4月9日、東京ドームホテルにおいて開催され、2026年度事業がスタートした。世話人総会では全役員の留任と2026年度森会事業を承認した。『真価~小森会は真の価値創造を目指します』をテーマに、6月23日の四国小森会(JRホテルクレメント高松)を皮切りに、7月8日に小森すずらん会(札幌パークホテル)、9月3日に中部小森会(名古屋東急ホテル)、9月17日に小森会みちのく会(仙台国際ホテル)、10月13日に九州小森会(沖縄ハーバービューホテル)、10月27日に東京小森会・関東甲信越静小森会合同開催(ホテルイースト21東京)、11月12日に近畿小森会(ホテルニューオータニ大阪)と各地域ブロック事業を行う。また、5月22日には(株)ユーメディア(宮城県仙台市)において東西合同システム会(分科会)が開催する。

第33回小森世話人総会
堆会長
小森会長
持田社長

小森会世話人総会は冒頭、堆誠一郎会長(株式会社宝印刷会長)が、急速に進展するAI技術への対応が業界の未来を左右するとの認識を示した上で「特に、近年注目を集める生成AIに続き、より創造性を伴う『想像AI』」の活用が印刷産業にも大きな可能性をもたらすと強調した。堆会長は、「AIを単なる効率化の手段として捉えるのではなく、顧客価値の創出や新たなビジネスモデルの開発に結びつける視点が重要だと述べ、会員企業に積極的な挑戦を呼びかけた。

続いて登壇した小森善治取締役名誉会長は、昨年の小森会は全国で延べ1280人の参加を踏まえて今年度の小森コーポレーションの重点事業について報告した。まず、デジタル印刷分野の拡大を挙げ、需要の多様化と短納期化が進む中で、同社が提供するB2判デジタル機「J―throne29」が海外について国内でも発売を開始した。先の発表会で市場から高い評価を得て5月29日に第2回発表会を開催する」と説明した。また、昨年10月に開設した『コレクトセンタ』によりサポート体制を強化した。さらに印刷工程の自動化を推進する『スマートソリューション」の取り組みも紹介し、印刷現場の自動化・省力化を支える基盤として、今年度さらに機能拡充を進める方針を示した。名誉会長は、アナログとデジタルの融合が進む現在、同社が持つ技術力とサポート体制が業界全体の発展に寄与すると述べ、会員との連携強化に期待を寄せた。

基調報告では、持田訓社長が①社会課題・メガトレンド②印刷業界を取り巻く環境③KOMORIの事業紹介④海外の顧客紹介について詳細な分析を行った。日本市場については、人口減少や紙媒体の縮小といった構造的課題が続く一方、高付加価値印刷やパッケージ分野では堅調な需要が見られると指摘した。また、海外市場では地域ごとに成長の方向性が異なることを示し、新興国では依然としてオフセット印刷の需要が強い一方、欧米ではデジタル印刷の比率が着実に拡大していると説明した。さらに、環境対応やサプライチェーンの再構築が世界的なテーマとなる中、小森が提供するソリューションがどのように貢献できるかを示し、持続可能な産業構造への転換が不可欠であると訴えた。

総会後には株式会社識学安藤広大社長が「仕組み化」「従業員がこの会社にいたいと思いうために」「数値の鬼」「リーダーの仮面」「目標を絶対に達成させる組織の仕組み」を講演した。総会後の懇親会では星野匡副会長(株式会社横浜リテラ)が乾杯の発声。情報交換を懇親を深め、最後に松野浩一専務執行役員が閉会の挨拶を行った。

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