日印産連 「第67回全国カタログ展」入賞作品が決定 大臣賞に4作品が選出
一般社団法人日本印刷産業連合会が主催する「第67回全国カタログ展」の入賞作品が決定した。 経済産業大臣賞にはYAMADA Book Publishing「I vvonder」・みずのわ出版「神戸元町ジャーナル」、文部科学大臣賞には読売新聞社「運慶 祈りの空間―興福寺北円堂」・株式会社モリサワ「モリサワと文字の100年(邦文写真植字機発明100周年記念出版)」が受賞した。同展はカタログ・図録分野における優れた印刷物を表彰する歴史あるコンペティションで、今年で67回目の開催となる。
審査会を実施、215点の応募から各賞を選出
審査会は11月5日、共同印刷株式会社にて開催された。審査には、グラフィックデザイナーの左合ひとみ氏、上條喬久氏、奥村靫正氏、デザイン評論家の室賀清徳氏をはじめ、経済産業省や各後援団体、広告・消費者団体、そして印刷関連団体の代表者など計21名が参加し、投票による選考が行われた。
応募点数は215点(前年226点)。水準の高い作品が多く、金賞・銀賞の入賞点数は38点(前年44点)となった。
大臣賞(最優秀賞)を受賞した4作品
【図録部門】
● 経済産業大臣賞
「I vvonder」(YAMADA Book Publishing/株式会社山田写真製版所)
● 文部科学大臣賞
「運慶 祈りの空間―興福寺北円堂」(読売新聞社/日本写真印刷コミュニケーションズ株式会社)
【カタログ部門】
● 経済産業大臣賞
「神戸元町ジャーナル」(みずのわ出版/株式会社山田写真製版所)
● 文部科学大臣賞
「モリサワと文字の100年(邦文写真植字機発明100周年記念出版)」(株式会社モリサワ/大日本印刷株式会社)
表彰式と展示会は2026年1月に開催予定
表彰式と入賞作品の展示会は、2026年1月下旬に全国カレンダー展と合同で開催される予定。印刷技術・デザインの発展を支える場として注目が集まる。



