共同印刷 「勤務先へのエンゲージメント」意識調査実施 「部署に話せる人3人以上」がエンゲージメント向上・離職防止に効果的、学びコンテンツブランド『YorisoWeL』で採用定着支援
共同印刷株式会社は、全国の従業員数1,000人以上の企業に勤務する20〜44歳の正社員1,840人を対象に「勤務先へのエンゲージメント」に関する意識調査を実施した。調査の結果、部署内に「気軽に話せる人」が3人以上いることが、エンゲージメントの向上や離職意向の低下に大きく影響することが明らかになった。
部署内の人間関係がエンゲージメントに直結
調査によると、部署内に仕事について気軽に話せる人が「いない」と回答した従業員では、会社に愛着を「感じていない」と答えた割合が43.1%に達した。これに対し、1〜2人でも存在すると愛着度は大幅に改善し、さらに3人以上になると「感じていない」と答えた割合は11〜13%程度で安定した。
この結果から、企業にとって「従業員一人につき部署内に少なくとも3人の気軽に話せる存在を持たせること」が、エンゲージメント向上の目安となることが示された。
離職・転職意向にも影響
「1年以内に離職・転職したい」と回答した割合は、部署内に気軽に話せる人が「いない」場合で17.6%にのぼった。一方、1人以上いれば4〜10%程度に低下する傾向が確認された。
このことから、人間関係の有無は離職・転職の抑制にも大きな効果があることがわかる。近年、大手企業でも人材不足や退職代行サービスが注目されるなか、コミュニケーションの重要性が改めて浮き彫りとなった。
エンゲージメントの高さだけでは離職防止にならず
調査では、会社に愛着を感じている層でも36.9%が「転職・離職を考えている」「機会があればあり得る」と回答しており、愛着の高さと離職意向に明確な相関はみられなかった。
この結果は、エンゲージメント以外にも離職を左右する要因があることを示唆している。企業は従業員の関係性を支援する一方で、多面的な施策を検討する必要がある。
YorisoWeLブランドで人材定着を支援
共同印刷は学びコンテンツブランド「YorisoWeL®(ヨリソウェル)」を展開し、HRソリューションによる採用定着・離職防止支援や、学びソリューションによる教育機関向けサービスを提供している。2025年8月にはブランドサイトを全面リニューアルし、ブランドロゴを一新。企業と教育機関に向けたソリューションを明確化した。
「YorisoWeL」は単なる知識提供にとどまらず、相互理解と共創を重視したプログラムを通じ、組織と人材の持続的成長を支援している。
【YorisoWeL®サービスサイト】https://yorisowel.com/