グッドクロス バナナペーパーブランド「バナナフル」で「バナナの繊維」を販売開始 手芸・クラフトなど向けに“原料そのもの”を提供

株式会社グッドクロスが展開しているバナナペーパーブランド「バナナフル」で、「バナナの繊維」の販売を開始した。「バナナの繊維」はバナナの茎から採取される天然繊維で、柔らかさと自然な光沢が特徴。クラフト用途や手芸素材など、アイデア次第で幅広く活用できる。

「バナナフル」はこれまで、100%バナナペーパーを使ったメッセージカード、カレンダー、栞などを展開してきた。いずれも廃棄されるはずだったフィリピン産バナナの茎から採れる繊維を活用したもので、和紙のような風合いや優しい色合いが人気を集めている。

今回、紙製品の原料段階にあたる“バナナの繊維”の販売に踏み切った背景について、同社は「自然素材を生かしたクラフトやサステナブルなものづくりが広がる中、『バナナ繊維そのものを素材として使ってみたい』という声を多くいただいたため」と説明。社内でも以前から「紙に加工する前の繊維の美しさを楽しんでもらえないか」という意見が出ていたという。

販売する「バナナの繊維」は、しなやかで適度な強度があり、アイディア次第で結束素材や手芸、アート作品の材料など様々な用途で利用できる。今後はオンライン販売に加え、自然素材を扱うイベントへの出展も検討している。

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