エックスライト社 標準光源装置「Judge LED Plus」や吊り下げ式タイプなど新製品を発表 カラー評価の信頼性を高めるラインアップ拡充
エックスライト社は、正確な視覚的カラー評価を実現する標準光源装置「Judge LED」に新たなラインアップを追加し、「Judge LED Plus(ラージサイズ)」、吊り下げ式タイプの「Luminaire(ルミネア)」、および「ハーモニールーム」を発売する。出荷は11月中旬以降を予定している。
LED光源による高精度な色評価環境
業界全体が蛍光灯からLED照明へ移行する中、エックスライトはLED光源による高精度な色評価環境の提供を強化している。
新たに登場する「Judge LED Plus」は、従来モデル(D53.5×H54.5×W71cm)よりも大きいD70×H76×W132cmの設計。さらに、天井から吊り下げて使用できる「Luminaire(ルミネア)」、および照明条件を統一した評価スペース「ハーモニールーム」もラインアップに加わることで、より幅広い業種・現場のニーズに応える構成となった。
7種類の光源で安定した色評価を実現
Judge LEDシリーズは、LED D50、LED D65、LED-B2 3000K、LED 3500K、LED-B3 4000K、LED UVなど、多様な光源を再現できる点が特徴。ISO、ASTM、AATCC、BSI、JISなど各種国際規格にも準拠している。
主な特徴として、瞬時の起動による作業効率化、キャリブレーションによる照度の安定、高いエネルギー効率と静音性、再校正可能な構造などが挙げられる。これにより、SpectraLight QC(SPLQC)と同等の再現性と一貫性を実現している。
ショールームでの比較展示も実施
エックスライトでは、Judge LED、Judge LED Plus、さらに上位機種SpectraLight QCをショールームに常設展示している。
蛍光灯ランプ式との比較も可能で、実際の照明条件下で色の見え方を確認できる。見学は完全予約制で、同社ウェブサイトから「見学会希望」と記載の上で申し込みを受け付けている。
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