電子書籍ユーザー、紙と電子の“使い分け派”は9割以上

紙と電子の両方を読む人が、電子書籍で読むジャンル。2014年7月の「読む本のジャンル」の調査結果(左)との比較。
紙と電子の両方を読む人が、電子書籍で読むジャンル。2014年7月の「読む本のジャンル」の調査結果(左)との比較。

電子書籍ストアを運営している株式会社BookLiveは、全国20~50代の男女・2,189人を対象に、「電子書籍の利用実態調査」を実施している。それによると、電子書籍利用者の9割以上が紙の本と併用して読んでおり、電子書籍についてはマンガを読む割合が高いという結果となった。また電子書籍を選択する理由で最も多いのが“手軽さ”であることなどが明らかとなった。(2014年11月調査から)

数年前には、「電子書籍が紙の書籍にすべて取って代わる」と言われていた。しかし、同調査からは、紙の書籍の存在は依然大きく、一部の読者が電子書籍も有効活用しながら読書を楽しんでいる結果となった。
「電子書籍の利用実態調査」によると、何らかの形で読書をする人の割合は84.9%にのぼり、紙の本のみが57.5%、電子書籍のみが2.4%、紙と電子のどちらも読むが25.0%で、電子書籍利用者は全体の27.4%という結果だった。このことから、「読書離れ」が叫ばれながらも、紙であれ電子であれ、依然として本を読む人が多いことも伺える。
なお、電子書籍の利用者の中で、紙の書籍と併用している人は9割を超えたが、電子書籍のみを読む層は少数に止まった。

関連記事

最新記事