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日本WPA 新会長に奥継雄氏(文星閣)を選出、「スウェーデンのサステナブル先進事例と日本の未来」テーマに講演会も

一般社団法人日本WPA(日本水なし印刷協会)は、6月15日、東京都千代田区大手町のフクラシア東京ステーションで第12期定期総会を開催した。任期満了に伴う役員改選があり、16年間にわたり会長を務めてきた田畠久義会長が退任し、新たに会長には奥継雄氏(文星閣)を選出した。
総会はリアルで31社が出席。冒頭に田畠久義会長があいさつに立ち、「昨年は脱炭素杯の表彰やエコプロダクトへの出展、オンラインでの脱炭素セミナー等の事業活動を行った。コロナ禍にあっても目覚ましい成果をあげた。今期は役員の改選期にあたり新会長を選出する」と述べ、2021年度活動報告・収支決算報告を承認した。

新会長に就任した奥継雄氏

役員改選では、新理事に16名を選出。新会長の奥継雄氏(株式会社文星閣)ほか、副会長に中村慎一郎氏(株式会社日精ピーアール)、池上 鎌三郎氏(株式会社ファビオ)を選出した。
新会長に就任した奥氏は、「水なし印刷は1980年代に誕生し、環境印刷として発展している。田畠前会長の功績を継承して今年度は“進化”をテーマに環境にやさしい水なし印刷を社会に広める活動を推進する。新たに宣伝会議に協賛し、脱炭素社会を目指す団体として社会的役割を高めていきたい」と就任の挨拶を述べた。
また田畠前会長は「前身の日本水なし協会から2006年を含めて16年間、水なし印刷の知名度を上げてきた。カーボン・オフセットのCO₂排出量の削減と排出量の削減や日印産連の環境優良工場委員の活動は大きな成果となった。また海外見学視察を通して世界の環境への取り組みを見学した。日本での活動にも貢献している」と退任の挨拶を述べた。

退任のあいさつを述べる田畠前会長

総会終了後には、一般社団法人SWiTCH代表理事の佐座槙苗氏が「スウェーデンのサステナブル先進事例と日本の未来」を演題に講演会を行い、オンラインで160人が参加した。

佐座槙苗代表は第26回気候変動枠組条約締約国会議(COP26)に日本ユース代表としてスウェーデン大使館から選抜され、5月末から6月8日まで環境国際会議「ストックホルム+50」に参加した。
佐座代表は、環境国際会議「ストックホルム+50」から帰国直後の講演となり、「サステナブル先進事例」の紹介と「日本の未来」について、循環型社会・サステナブルな社会の実現に向けて語った。

講演する佐座槙苗代表

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