SDKI 産業用プリンター市場規模が2035年までに約205億米ドルと見込み、世界の産業用プリンター市場に関する調査を発表

 市場調査会社の渋谷データカウント(SDKI)は「世界の産業用プリンター市場に関する調査レポート:予測2023―2035年」を発行し、産業用プリンター市場規模が2035年までに約205億米ドルに達すると予測した。

 SDKIのアナリストによると、2022年時点の産業用プリンター市場規模は約110億米ドルと見込んでおり、同市場は、2023年から2035年の間に約 10.8%のCAGR(年平均成長率)で成長、2035 年までに約 205 億米ドルに達すると予測している。

 産業用プリンターの需要が高まる市場として挙げられるのは、製造、物流と輸送、小売と電子商取引、ヘルスケアと医薬品、自動車業界。その中でも製造業では、産業用プリンターが在庫管理、物流、サプライチェーンの運用に必要なバーコードや、配送ラベル、製品ラベル、その他の梱包材の印刷など様々な形で運用されており、2023年―2025年に顕著な成長を遂げると予想されている。

 そのほか、食品業界、医薬品業界など様々な分野では、製品に詳細な製品情報を記載したパッケージラベルを貼付する必要があるため、産業用プリンターの需要が高まると推測している

産業用プリンター市場概況
市場の洞察と、業界・地域別のエンドユーザーの割合

産業用プリンター市場の成長の背景には、バーコードおよび RFID 産業用プリンターのニーズの急速な高まりが指摘されている。電子商取引業界の成長につれ、商品の移動を追跡するために定期的な製品の追跡と識別が必要となり、バーコードやRFIDタグの需要が高まった。そのため、バーコード産業用プリンターの販売から得られる収益は、2022年に約50 億米ドルに達し、2023年から2035年の間に 2 倍になると予想されている。

 しかし、多くの産業用プリンターが使用する感熱印刷技術は、長期間保存する必要がある印刷文書に適さず、市場拡大を大きく制限する要因となる。

 アジア太平洋地域における産業用プリンターの市場シェアは、ヘルスケア分野へのRFID技術の導入により拡大すると予想される。RFID テクノロジーは効率が高く、低コストのテクノロジーで、ヘルスケア分野では、RFID ラベルおよびタグの産業用プリンターの採用が急増している。

 日本でも、繊維産業におけるこれRFIDラベルおよびタグ産業用プリンターの採用が大幅なペースで増加している。2019 年、RFID タグの出荷数は合計 24 億個以上に達し、今後 5 年間で 50 億個を超え、国内の産業用プリンター市場の成長を牽引すると予想されている。

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