ハイデルベルグ 若手人材育成を次世代の革新力に、約100名が9月から研修スタート 研修は制度ではなく戦略的な企業成長の基盤
ハイデルベルグは9月1日の研修年度開始にあたって、ドイツ国内の拠点で約100名の新規研修生およびデュアルスタディプログラム学生を迎えたことを発表した。ウィスロッホ=ヴァルドルフ工場では75名が新たに研修を開始し、同社の未来を担う人材育成への強い姿勢を改めて示した。
同社の受賞歴を持つ研修プログラムは、グローバルテクノロジーカンパニーとしての人材戦略の要。ハイデルベルグCEOユルゲン・オト氏は「若手従業員が未来を形作っていきます。 やりがいのある研修を提供することで、 私たちは革新力とテクノロジーにおけるリーダーシップを維持しています。若い人材への投資を重視しているのは、彼らが当社のさらなる変革に必要な専門知識を身につけてくれるからです。」と述べた。
デジタル化・AIなど将来を見据えた多様な研修内容
研修プログラムは、国際的な視点に立ちつつデジタル学習形式を取り入れ、AI活用による自動化など、将来の産業構造を見据えたテーマを扱っている。
ハイデルベルグの人事責任者メラニー・ヤクリン氏は「当社の研修はグループの持つ複合性を反映しています。技術職や商業研修からデュアルスタディプログラムまで、若者にキャリアの第一歩を大きく超えた将来性と成長の機会を提供しています。当社で研修を始める人材はトップまで登り詰めることが可能です」とコメントしている。
また、同社では大学中退者や多様な学歴を持つ若者にも積極的に門戸を開いており、2025年にはスポンサーシップ・イニシアチブ参加者全員を正式採用する予定だという。
「学びは未来を切り開く力」— 若者に挑戦の機会を
人材開発・研修部門責任者ライナー・ハウス氏は、「研修と学習は、自らの人生を決定する鍵です。それらは可能性を広げ、将来をつくり出し、 若者たちに自らの運命を切り開いていく自由をもたらします。 自分の仕事に情熱を注ぐ研修生は、学ぶだけでなく、技術的にも人間的にも成長していくでしょう。自らの未来を積極的に掴み取り、ハイデルベルグと共に飛躍的なスタートを切る勇気を持つ全ての方を、心より歓迎します」と語る。
この取り組みを通じ、ハイデルベルグは研修を単なる制度ではなく戦略的な企業成長の基盤と位置づけ、若手育成を通じた継続的なイノベーションを推進している。
次年度(2026年度)募集も開始
2026年9月開始の職業訓練およびデュアルスタディプログラムの募集はすでに開始。デジタル化が進む印刷・製造業界のニーズに対応し、学業成績のみならず、社会性や職務適性も重視した選考を行う。
詳細はハイデルベルグ公式ウェブサイトのキャリアポータルにて公開されている。

