日本ガイシ/リコー VPP、電力デジタルサービスの事業化に関する合弁会社設立について基本合意書を締結

日本ガイシ株式会社と株式会社リコーは、仮想発電所(VPP)ビジネスと電力デジタルサービスの事業化を目指す研究開発を目的とする合弁会社設立についての基本合意書を締結した。

両社は2022年5月から、ブロックチェーン技術を活用して地域新電力会社である恵那電力株式会社の再エネの発電から消費、余剰発電の電力貯蔵用NAS®電池への充放電も含めたすべてのプロセスのトラッキング(追跡)を行う実証事業に取り組んでいる。この度の合弁会社では、日本ガイシが保有する大容量のNAS電池や高い安全性能を実現した亜鉛二次電池ZNB®の制御技術と、リコーが保有するデジタル技術やIoT技術を活用した再エネ流通記録プラットフォームを組み合わせた事業の検討を行う。
また、リコーのグループ会社であるリコージャパン株式会社が手がける電力販売サービスや太陽光発電O&Mサービス、照明・空調制御システムなどのスマートエネルギー事業のノウハウを融合することで、電力デジタルサービスの早期事業化の実現を目指す。

*仮想発電所(VPP)について:
太陽光発電など再生可能エネルギーの発電量や蓄電池への充放電、施設や家庭などの電力消費などさまざまなエネルギーリソースをデジタル技術で統合制御することで、あたかも一つの発電所のように機能させること。

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