新宿関連協 新宿区の製品開発事業『Azalée(アザリー)プロジェクト』を推進

 (一社)新宿区印刷・製本関連団体協議会は新宿区染色協議会と連携し、新宿区の製品開発事業「Azalée(アザリー)プロジェクト」を推進している。

 両団体は、新宿区の地場産業の振興を図るため、両産業の強みを活かした新商品開発を平成30年から共同でスタート。区内に拠点を置くアートディレクターの内田喜基氏を加え、議論や試作を進める中で、染め物の小紋柄をモチーフにAzaléeデザインが生み出され、商品開発に取り組むこととなった。

 「Azalée」とは区の花ツツジのフランス語訳。区内企業等にもAzaléeデザインの活用を呼びかけることで、ツツジの花々が咲き誇るように新宿各地がAzaléeデザインで色づきつながり合い、地場産業だけでなく区内産業全体を活性化していければという想いが込められている。

「Azalée(アザリー)プロジェクト」公式ホームページトップ画面

 Azaléeプロジェクトは、「染め物」と「印刷」の共同によるプロダクトの開発や企画を通じた街の活性化プロジェクト。伝統を尊重しながらも、現代の生活環境に即したモノとコトを提案し、新宿区に根付いた2大地場産業への再認識と継承、街の新しい表情の創出を目的に活動している。
 
 昨年12月10日から12日の3日間には、新宿ピカデリー内のMUJI新宿で「『Azalée』企画展」を開催。新宿区(吉住健一区長)は、同ブランドを支援する立場から同展の後援を務めた。会場では、名刺入れや手ぬぐいなどのAzalée関連商品(試作品)の展示・販売をはじめ、江戸小紋染め職人によるAzaléeデザインの染付実演・ミニワークショップ、パンフレット等の配布、オリジナルウェットティッシュの配布(先着300名)などが実施された。

「Azalée(アザリー)プロジェクト」紹介パンフレットから

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