プロスパークリエイティブ AI活用の自動色合わせシステム「ピタット・カラー」を開発 印刷物の絵柄を色見本通りに自動で色合わせ

株式会社プロスパークリエイティブは、印刷物の絵柄を世界基準の色数値に基づき、色見本通りに自動で色合わせするシステム「ピタット・カラー」を開発。2月18日から開催される「page2026」で発表し、3月の発売を予定している。

同システムは、推奨スキャナで入力した色見本と印刷物の画像をAIで色分析し、数秒で色比較を行う。人が眼で見た色空間であるLab*値をベースに、印刷出力用の各CMYK版の補正トーンカーブ生成から画像データの色修正までを自動で完結させる。

『ピタット・カラー』機器構成

熟練技能を要する色修正を数分で完了

これまで、印刷物の色修正は技術者の経験と時間に依存しており、1件あたり30分から2時間を要していた。しかし「ピタット・カラー」を活用することで、スキャンから色修正完了までを2〜3分程度に短縮できる。再修正を含めても10分以内で終了するため、従来比で300%以上の劇的な生産性向上を実現する。

色修正の結果は「◎○△×」で表示され、専門知識がなくても許容値内であるかの判定が容易となっている。また、デジタル印刷機やCTPレコーダー用の補正ファイル書き出しにも対応しており、印刷物全体の忠実な色再現を可能にする。

色見本とプルーフ/印刷物

印刷現場の慢性的な技術者不足を解消へ

背景には、印刷物の小ロット化や短納期化が進む一方で、色修正を担う熟練技術者が不足しているという業界共通の課題がある。同システムは、独自の5000色チャートによるプロファイル管理と特許取得済みの絵柄色管理技術を組み合わせることで、無人化・自動化の基盤技術として開発された。

商業印刷や雑誌、パッケージなど、色合わせの精度が求められる現場において、納期短縮とコスト削減、さらには人材確保の課題解決に寄与するものと期待されている。

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