大日本印刷 文化施設「市谷の杜 本と活字館」で「100年くらい前の本づくり」展を開催

大日本印刷(DNP)は、 活版印刷と本づくりに関する文化施設「市谷の杜 本と活字館」において、 企画展「100年くらい前の本づくり」を3月10日~7月10日まで開催している。

同企画展では、 洋装本が日本に導入されてから 製本が機械化され、 大量生産が可能になるまでの「本づくりの流れ」を紹介している。

明治初期の日本には、 西洋式の本を作れる製本職人はわずかで、 国産の製本材料もなかった。同展では、 明治から昭和にかけて出版された書籍『仏蘭西法律書』『改正西国立志編』『金色夜叉』『現代日本文学全集』の背を解体し、 それぞれの綴じ方や材料がわかるように展示する。また、和本の技術でつくられた “なんちゃって洋装本” や、米国の教科書やパンフレットで使われていた “簡易製本” による文芸書など、 過渡期だからこそ生まれた本の形について紹介。 当時の製本職人が自分たちの技術と手に入る材料で試行錯誤した様子を知ることができる内容になっている。


DNPの「市谷の杜 本と活字館」は、活版印刷の職場を一部再現し、 文字のデザインから、 活字の鋳造、 印刷・製本までのプロセスを展示・紹介する“リアルファクトリー”。昭和初期の印刷機が稼働する様子や活版職人が作業する姿も、実際の動きがわかる“動態展示”の形で公開しているほか、活版印刷のモノづくり体験ができる工房を備えており、今後は参加型ワークショップなども随時開催する予定。


<「100年くらい前の本づくり」展 開催概要>
会期:3月10日(木)~7月10日(日)
会場:市谷の杜 本と活字館(東京都新宿区市谷加賀町1-1-1)
入場料:無料 月曜・火曜(祝日の場合は開館)は休館 *完全予約制
詳細・予約はホームページから https://ichigaya-letterpress.jp/

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