コニカミノルタジャパン 学校教育向けソリューション「先生×AIアシスト AIダッシュボード」開発 ツール横断でのデータ統合・分析で学校現場を支援
コニカミノルタジャパン株式会社は、学校教育向けソリューション「tomoLinks(トモリンクス)」で、教員の業務負担の軽減と日常的な教育データ利活用を支援する「先生×AIアシスト AIダッシュボード」を開発した。これは、ツールをまたいで散在する多くの教育データを統合し可視化するにとどまらず、その後の教員の意思決定や行動を支える次世代ダッシュボードとして、教育DXを次の段階へ進めることを目指すもの。2026年度より提供開始予定。
教育DXでのデータ活用の課題に対応
「tomoLinks」は、コニカミノルタジャパンが2019 年から開発を始めたクラウド型学習支援サービス。教育データ利活用を軸としたサービスで構成され、学び方や理解のペースが異なる多様な児童生徒への学びの機会の提供と個別最適な学びの実現、また教員不足や多忙な職場環境といった教育現場の社会課題の解決を目指す。これを学校の教育プラットフォームとして導入することで、教育でのDXツールとして、デジタル端末の利用だけでなく教育データの効果的な活用が可能になり、児童生徒一人ひとりの力を最大限に引き出す個別教育の実現を推進する。
ICTを活用した教育の普及を図る文部科学省の取り組み「GIGAスクール構想」に基づく1人1台端末環境の整備が進んだことで、学校現場には日々、学習ログや活動データが蓄積するようになっている。文部科学省は、児童生徒一人ひとりに最適化された学びの実現・教員の負担軽減を両立するために、ダッシュボードの整備やツール横断でのデータ連携基盤の構築といったデータ活用環境の整備を打ち出した。加えて、第4期教育振興基本計画では、蓄積されたデータを客観的根拠として活用するEBPM(Evidence Based Policy Making)の推進が示され、経験や勘に依存しない学校改善や指導改善が求められている。
一方の学校現場では、校務支援・学習ポータル・デジタル教材などにデータが分散し、横断的な把握が難しいことに加え、分析方法も個々の教員のノウハウやスキルに依存してしまうという課題がある。結果として、データは蓄積されても児童生徒の見取りや指導改善、施策検討に十分につながらない、また分析業務自体が負担となり日常的な活用を進められていないといったケースが少なくない。
こうした課題の解決に向けて、コニカミノルタジャパンは「tomoLinks」をはじめとした教育関連事業で培ってきた技術やノウハウ、AI活用の知見を活かし、「先生×AIアシスト AIダッシュボード」の開発を行った。
ツールを横断した種々のデータをAIが統合・分析
「先生×AIアシスト AIダッシュボード」は、ツールをまたいで散在する学習ログ・出欠・心の状態・振り返りといったさまざまな教育データを統合・可視化する。さらに、生成AIがデータを分析し、児童生徒に注意の必要な状況を検知すると「気づきカード」を教員に提示。教員が「気づき」を得て、「次の行動」につなげることを狙いとして設計されている。さらに必要に応じて詳細画面からグラフやデータで内容を確認したり、「 AIチャット」でAIに質問や相談をすることで、状況の深掘りも可能。出席日数や成績の変動といった客観的な数字データだけでなく、児童生徒の心の状態や学習の振り返りといった主観的なデータも重視し、複合的な要因から「気づき」を提示する。

これらの機能により、教員は児童生徒への声かけや課題設定、支援の優先順位付けといった日々の判断を、経験や勘だけに頼らず根拠をもって行えるようになる。学習の取りこぼし防止や指導改善の継続的な実行につながるだけでなく、データを探す・分析するといった業務をAIが担うことで教員の業務負担を軽減し、児童生徒に向き合う時間を最大化できるよう支援する。
なお学校現場で安心・安全に活用できるよう配慮されており、各種教育データや入力内容をAIが学習することはない。
関連情報
「先生×AIアシスト AIダッシュボード」Webページ:
https://tomolinks.konicaminolta.jp/service-004/
問い合わせ先:
コニカミノルタジャパン ICW事業統括部 教育DX事業開発部
https://bs-offers.konicaminolta.jp/tomolinks/contact
