富士ゼロックス 統合型ワークローを実現するProduction Cockpit 2.0を発売へ

Production Cockpit 2.0の導入イメージ
Production Cockpit 2.0の導入イメージ(クリックすると図が拡大します)

富士ゼロックスは2019年7月25日、印刷会社の印刷工程全体の業務最適化に貢献し、統合型ワークフローを実現するソフトウェア商品『Production Cockpit 2.0(プロダクション コックピット 2.0)』を国内で発売する。

Production Cockpit 2.0は、印刷業務の上流から下流までの全工程を対象として、それぞれの機器の稼働状況と生産余力、予定されている印刷ジョブなどに関する情報を、システム連携により一元的に集約。それらを可視化し統合処理を行うことで業務の自動化を実現し、工程間の印刷ジョブの滞留を解消、ワークフロー全体の生産性向上を可能にする。

また、Production Cockpit 2.0は、紙種や仕様が千差万別の印刷ジョブひとつひとつの進捗状況と、印刷機や加工機などの生産装置1台1台の稼働状況をリアルタイムでデータとして取得し、同社独自の技術により装置ごとの生産余力を算出。また、これまでは熟練したオペレーターが手作業で行なっていた印刷ジョブの振り分けや予定組みの業務を自動化する。同ソフトウェアが用紙種類や加工形態など同じ属性の印刷ジョブをグルーピングすることで効率的な印刷を実現。随時受注される多種多様な印刷ジョブの出荷までのワークフロー全体を効率化し、印刷工場のスマートファクトリー化を進める。

同社の試算では、月間平均で1,000件程度の印刷ジョブで1,000,000ページ程度を出力するデジタル印刷生産ラインで、年間2,000万円を超えるコスト削減効果が期待できるという。

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