エスコグラフィックス 作業速度が5倍。エラーを35%削減~エスコのワークフロー自動化ソリューションAutomation Engineエスコグラフィックス 

 Automation Engineエスコの25年以上に渡るプリプレス技術や経験を結集したパッケージをメインとした、ワークフロー自動化ソフトウェアだ。サーバまたはクライアントベースで稼働する。定型的なプリプレス作業を自動化することで、省力化を実現して属人性を低減。パッケージング、ラベル、商業印刷、サイン&ディプレイなど、様々な分野で運用可能なツールである。(図1)

ワークフロー自動化のメリット

 自動化で得られるメリットは、作業の効率化やエラー発生率、校正時間の削減などが上げられる。オンデマンド印刷で作業速度が5倍になった、作業ミスを35%削減できた、定型工程を他の作業と並列進行できるようになったなど、実際の顧客の声と実績を得られている。

 エスコのウェブサイトで公開している導入事例でより詳細な内容を紹介しているのでご参照いただきたい(https://www.esko.co.jp/case.html)。

図1 自動化で出来ること

Automation Engineの仕組み

 Automation Engineの仕組みはシンプルである。「ジョブチケット」と呼ばれる四角いアイコンをドラッグ&ドロップでワークフロー上に配置し、それぞれをつなぎ合わせるだけだ(図2)。

 Automation Engineの仕組みはシンプルである。「ジョブチケット」と呼ばれる四角いアイコンをドラッグ&ドロップでワークフロー上に配置し、それぞれをつなぎ合わせるだけだ(図2)。ジョブファイルを入れるとワークフローが開始され、数秒で作業が完了する。各ジョブチケットには作業内容プログラムしておく。チケットをダブルクリックするとダイアログが開き、パラメータを自由に設定可能だ。

 また、「ルーター」や「チェックポイント」といった特殊チケットを間に挟むことで、条件に応じてワークフローを分岐させたり、オペレータによる手動設定タイミングを組み込んだりと、顧客の生産環境や仕事の流れに合わせて柔軟な設計が可能になっている(図3)。

図2 ワークフローの仕組み
図3 ワークフローサンプル

できるところから自動化する

 生産におけるワークフローに手を加えるのは、多くの検証時間や現場への負荷が伴う可能性がある。すべてのフローを一度に設計するのではなく、部分的に自動化するだけでもコスト的な効果を得ることができる。基幹システムに影響を及ぼさない範囲で部分的に導入する、といった柔軟な導入も、AutomationEngineなら十分に可能だ。

 図4はAutomation Engineで自動化できるタスクの例。人間による作業はどうしてもミスが伴ってしまうが、自動化すればエラー発生率がほとんど0になり、作業時間はもちろん、エラー対応にかかる時間も大幅に短縮できる。これらの効果を実際に体感いただくため、エスコではワークフローのコンサルティングも行っている。

 具体的には、エスコの技術営業担当が現場の運用状況をヒアリングして、デモライセンスやサンプルワークフロー提供させていただき、実際に現場で一定期間運用して評価をいただく。これらを参考に、経営者や現場責任者の方々がエスコのAutomation Engineを是非ご検討いただければ幸いである。

図4 使用例

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