コニカミノルタ デジタル加飾、ホワイト表現、高彩度印刷でデザインの幅を広げる

コニカミノルタジャパンは意匠性の高いグッズ製作に適したソリューションを提案している。デジタル加飾機によるメタリックや厚盛り、白トナーによる透明素材への印刷、高彩度印刷によるビビッドな表現などで、商材のデザインバリエーションを広げている。いずれも小ロット・多品種という市場ニーズにも対応する。

デジタル加飾機

AccurioShine 3600はUVインクジェット方式によるニス加工機と箔押し機「iFoil One」が一体となったデジタル加飾機。エンボス(厚盛り)効果のある3Dニス加工からメタリック表現を実現する箔押しまで、付加価値の高い加飾印刷物を生産する。版や型を作成する必要がなく、最低1枚から印刷することが可能。試作から本生産までデザインの作成から変更、校正までを素早く行うことができる。生産機としての利用に加え、モックアップサンプルやテストマーケティング用途の多品種・少量生産など、印刷ビジネスに新たな可能性をもたらす。アナログ工程で発生する箔押しのための金型作成やシルクスクリーン印刷の製版で発生する中間廃材や廃液を大幅に削減し、環境への影響を最小限に抑える。

AccurioShine 3600

AccurioShine 101は、卓上型省設置スペースのコンパクトな卓上型のデジタル加飾機で、箔による高品位なメタリック表現を実現。導入しやすい価格が設定されており、加飾市場のエントリーモデルとして位置付けられる。加飾技術にはトナーによるデジタル箔方式を採用。印刷による疑似的なメタリック表現に対し、高輝度で煌びやかな付加価値の高い後加工を可能にしている。時間とコストが必要となる箔押し版や型などが不要となるとともに、細線などへの表現により自由度の高いデザインや小ロット・多品種の加飾を可能にする。

AccurioShine 101

プロダクションプリンター

AccurioPress C14010Sは白色トナー対応のプロダクションプリンター。隠ぺい性高い白色トナーを搭載することにより、色紙などに白色で印字、装飾するなど表現力の拡大を実現させた。また、白色トナーで下引きすることで色紙やクリアメディアへのフルカラー印刷時の高精細なグラデーションの表現が可能となる。さらに白色トナー使用時でも最大120枚/分の高速出力で、ハイボリュームの印刷出力に対応する。加えて断裁などの後処理、検品検査、用紙設定などを自動化するオプション群により作業の効率化を可能にした。

搭載されている自動品質最適化ユニット「IQ―601」は、全ての測色パッチを高精度で読み取り、高精度なプリンタープロファイルの作成および色検証を自動化する。印刷前後工程の機器調整や印刷中の色調や表裏見当をリアルタイム監視し自動補正する。インテリジェントメディアセンサー(IM-104/105)は、出力前に用紙特性を自動判別し機器に最適な設定値を含んだ用紙プロファイルを作成可能。用紙の種類と坪量、サイズを自動的に検知する。用紙の重送JAMや用紙間違いも自動的に検知しパージすることが可能。

AccurioPress C14010S

AccurioPress C84hcはハイクロマトナーの独自の色再現技術で高彩度の表現を可能にしたデジタル印刷システム。ハイクロマトナーは、RGBのモニター色に近い色が再現できる広色域のトナー。CMYKトナーで再現困難だった夕焼けの紫、花のピンク、ハイキーなグリーンやブルー等をよりリアルに表現し、スタジオ写真の印刷、フォトブック印刷、同人誌印刷などに適している。

オプションのトリマーユニット(TU-510)は四方断裁、クリース、ミシン目などの用紙処理の自動処理が可能。自動品質最適化ユニット(IQ-501)は、生産性を維持したまま色調や表裏見当をリアルタイムで監視し自動補正する。インテリジェントメディアセンサー(IM-101)は用紙の種類と坪量を自動的に検知する。

AccurioPress C84hc

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