【drupa2024】ニッカ 1,500台以上稼動のラベル検査装置ALIS、エッジAIによる自動化、ヒートマップで分析アシスト

ニッカ株式会社とニッカグループのNikka Research Deutschland GmbHは、5月28日から6月7日までドイツのメッセデュッセルドルフで開催される世界最大の国際印刷・メディア産業展drupa2024にラベル検査装置『ALIS(アリス)』を出展する。このほか・ブロッキング(裏移り)防止パウダー『ニッカリコ』をはじめ、印刷機周辺機資材を紹介する。

『ALIS』は現在、ヨーロッパを中心に1,500台以上が稼働しており、30年以上培ったノウハウと実績を携え、既に日本でも提供されている。シンプルな操作で誰でも簡単にすぐ検査を始められることをコンセプトにしたエントリーモデルのMシリーズと、より高精度で複雑な検査が可能なハイエンドモデルのLシリーズを展開している。

ラベル検査装置ALIS

主な特徴はエッジAIにより検査開始までの設定を自動化し、操作者による設定のばらつきを軽減。また、アプリ化した多彩なサポート機能により、ユーザーごとに必要な機能をカスタマイズすることが可能となっている。

  ニッカオリジナルの機能のヒートマップでは、エラーの発生箇所と頻度を色の変化で可視化することで原因解明をアシストし、エラーの早期発見を可能にする。これにより高騰化する原料のロスを最小限に抑えることができる。

その他にも、『ALIS』ではデジタル印刷のスピーディーなジョブチェンジに特化した機能や、複雑なOCRなど高難易度の検査を実現するアプリケーションを豊富に取り揃えている。

drupa2024では、MシリーズとLシリーズおよび各アプリの展示だけでなく、フラッグシップモデルとなるHシリーズの検査装置をはじめ、新たな製品をリリース予定。他にも国内シェアナンバーワンのオフセット印刷向けブロッキング防止パウダー『ニッカリコ』や洗浄布『 NAクロス.アクアWET』も展示する。

裏移り防止剤ニッカリコ(画像はイメージ)

ニッカリコは1961年の発売以来、印刷用ブロッキング(裏移り)防止剤、ラミネート用スリップ剤、各種工業用粘着防止剤として、世界各国で60年以上愛用されている高性能パウダー。用途に合わせた豊富なラインナップでブロッキングや静電気など工程中の様々なトラブルを防止し、生産性の向上に貢献する。NAクロス.アクアWETはニッカの“洗浄”に関する実績と経験から開発された高品質な不織布に、特殊洗浄溶剤をあらかじめ含浸させたブランケット胴用洗浄布。各印刷機の仕様やユーザーのニーズに合わせた製品が用意されている。

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