Home 業界

SCREEN GA 千代田グラビヤに軟包材印刷のデジタル化推進に向けた協業に合意、小ロット~中ロット生産プロセス課題解決を目指す

株式会社千代田グラビヤと株式会社SCREENグラフィックソリューションズ(以下、SCREEN GA)は、小ロット~中ロット印刷の本格的な生産が可能な水性デジタルインクジェット印刷機「Truepress PAC 830F」を活用した、軟包材印刷のデジタル化推進に向け、協業に合意した。

近年、パッケージ業界で環境配慮型生産のニーズが高まると共に、軟包装パッケージの小ロット化・多品種化が進行している。これまで業界でスタンダードとなっていたグラビア印刷は、大ロットの印刷に適した印刷方式のため、「小ロット~中ロット」の印刷で、生産性が低い、印刷オペレーターへの負担が大きい、廃棄ロスが多い、などの課題があった。

このような業界の動向を背景に、軟包装・シュリンクラベル・インモールドラベルなどを手掛ける千代田グラビヤは、SCREEN GAの水性デジタルインクジェット印刷機「Truepress PAC 830F」を導入。対象アプリケーションの拡大、デジタルワークフローの構築、小ロット~中ロット生産プロセスでの諸課題の抽出およびその解決に向けて、両社の協業によって軟包装印刷のデジタル化を推進していくことに合意した。

両社は、千代田グラビヤが掲げる企業理念「信頼」「挑戦」「人づくり企業」と、SCREENグループが掲げる存在意義「人と技術をつなぎ、未来をひらく」に基づき、社会貢献を果たすとともに、軟包装生産現場の労働環境の改革を実現し、社会に新しい「彩(いろどり)」を創り続けるために、さらなる技術革新への挑戦に協働していく。

また、両社は今回の協業体制による実際の生産運用を通して、現在懸案となっている「小ロット~中ロットに向けたソリューション」にとどまらず、「軟包装市場DX化に貢献する最適な生産フローの構築」を目指す。

千代田グラビヤ 佐藤裕芳代表取締役(左)とSCREEN GA 田中志佳代表取締役社長執行役員(右)
Truepress PAC 830F

関連記事

最新記事