日本HP 従業員のIT環境を見える化する「HP Workforce Experience Platform」7月31日から提供  AI活用で異常検知・感情分析にも対応

株式会社 日本HPは、マルチOS・マルチベンダー環境における従業員のデジタル体験を可視化・分析・最適化する新ソリューション「HP Workforce Experience Platform(WXP)」を、7月31日から用途に応じた3つのプランで提供を開始する。
WXPは、IT部門が従業員の生産性を向上させるためのプロアクティブな支援を可能にし、同時にセキュリティ強化やITコスト削減にも貢献する。

世界2,460万超のエンドポイントから学習、AIで高度な分析

WXPはすでに世界中で数百社に導入されており、2,460万を超えるエンドポイントから収集される膨大なデータをAIで分析。デバイスやアプリのパフォーマンス、ネットワークの状態、従業員の満足度(センチメント)などをリアルタイムで可視化し、業務に支障をきたす前に予測・対処できる。

IT部門の課題を解決する多機能プラットフォーム

  • AIによる異常検知と自動化
    トラブルの発生前に兆候を検出し、迅速な対応を可能に。
  • 「フリートエクスプローラー」:自然言語での検索・分析
    たとえば「過去30日間でメモリ使用率が高かったデバイスはどれか」と入力するだけで、対象機器を素早く特定できる。
  • センチメント分析
    自由記述のアンケートをAIが感情解析し、不満やストレスの原因を特定。IT環境改善に役立てられる。

プラン別に選べる機能と価格

WXPは1ライセンス1年契約制で、日本HPおよびチャネルパートナー経由で提供される。マネージドサービスへの組み込みも可能。

プラン名概要価格(税込)
Standard基本的なフリート管理機能を提供3,190円
ProStandardに加えて、AIによる異常検知と限定的な自然言語検索が可能3,960円
EliteProに加え、無制限の自然言語検索とセンチメント分析機能を提供5,390円

デジタル時代の「働く環境」を変えるツールへ

ハイブリッドワークやデジタル化が進む中、企業に求められるのは「見える化」と「予測による対応」。WXPは、従業員の働きやすさとIT部門の負担軽減を両立し、デジタルワークプレイス全体の最適化を支援するプラットフォームとして、今後の活用が期待される。

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