富士フイルム 構造色インクジェット技術を新開発

富士フイルムは、色素を用いず、光の反射によって生じる発色現象である「構造色」を発現させ、意匠性の高い加飾印刷を可能にする「構造色インクジェット技術」を新たに開発した。

新技術は、インクに色素となる染料や顔料を含まず、基材定着時にインク膜内に微細構造を形成する技術により、構造色を発現させるもの。構造色の多彩な色合いをインクジェット印刷で自在に表現でき、樹脂やガラスの装飾などに適している。

新技術はシチズン時計が今年7月に発売予定の腕時計の文字板や、アーティストの舘鼻則孝氏が制作するアートピース1に採用された。

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