ヴァリュース調査 スマホでテレビを見るが増加、20歳以上の新聞閲覧は48%

25万人のインターネットアクセスログデータをもとに分析したセグメント情報の提供などを行っているヴァリュースでは、「メディア接触量調査(2018年6月)」を発表している。それによるとSNSの利用率が上昇しているものの、世代・性別によって利活用するメディアに差があるようだ。

1日あたり平均のメディア利用内容について
1日あたり平均のメディア利用内容について

「メディア接触量調査(2018年6月)」は、同社が抱えるパネル20歳以上の男女を対象に全国規模で行ったアンケート調査によるもの。それによると、多くの年代で、ネット視聴時間がテレビ視聴時間を上回り、ネット平均利用時間は2年前と比べて9分伸長し、テレビ視聴時間は120分前後で推移した。特に20代はスマホのネット利用時間がテレビ視聴およびPCネット利用を上回った。また新聞を読む時間は2016年の同月で14分だったが、2018年には12分に短縮している。読み物メディアの中で電子書籍については2016年の6分から2018年には8分に延長した。

なお、SNS利用率については、いずれも20代女性がトップ。SNSの内訳として、Instagram利用率は数を超えて、Facebookを上回っており、LINE、Twitter、Instagram利用率はいずれも前回から上昇した。しかし、利用者の平均利用時間については、ゲームアプリがトップで54.3分。

新聞閲読者は48%ある。内訳として、閲読誌、定期購読紙ともに読売新聞がトップで、次いで朝日新聞、日本経済新聞、中日新聞という順位である。

情報収集の手段については、男性はどの年代も「インターネットの情報サイト」が多く、女性については20代が「SNS」で、50代以上になるとテレビの影響が強い。

なお1か月に自由に使える金額については、全体平均は3.8万円で半年前から微減した。男女では平均値で1万円の差がある。

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