リコー 「RICOH Innovation Fund」を通じてTelexistenceと資本提携 ロボティクスとAIを活用した自動化ソリューションの創出を加速
株式会社リコーは、CVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)ファンド「RICOH Innovation Fund」を通じて、Telexistence株式会社との資本提携契約を締結した。同社は今回の出資を通じて、ロボティクスとAIを活用した自動化ソリューションの社会実装を推進するとともに、人手不足や労働コスト上昇などの社会課題解決に貢献する。また、Telexistenceとの連携を通じて、オープンイノベーションによる新たな事業創出を加速する。
なおTelexistenceは、小売・物流業界向けにロボットサービス(RaaS)を提供する、東京大学発のスタートアップ企業。
フィジカルAI領域での新たな価値創出を目指す
小売・物流業界では、人手不足の深刻化や最低賃金の上昇などを背景に、省人化・自動化へのニーズが急速に高まっている。一方で、従来の産業用ロボットは、あらかじめ定義された環境での活用を前提としており、人やモノが絶えず動く店舗や物流現場への適用には課題がある。
リコーは、このような社会課題の解決と新たな価値創造を目指し、Telexistenceへの出資を決定した。
Telexistenceは、人の遠隔操作とAIを組み合わせたロボット運用を通じて、実環境でのロボット動作データを蓄積・活用するデータ収集基盤を構築・運用している。この基盤を活かし、主に以下の事業を展開している。
◆ RaaS(Robot as a Service)事業……コンビニ向け飲料陳列ロボット「TX GHOST」「TX SCARA」を提供。国内大手コンビニエンスストアで実運用されており、月額課金型のサービスモデルを展開している
◆モーションデータ事業……ロボットの遠隔操作データを大規模に収集・活用する基盤を構築し、生成AI時代のロボット基盤モデルの開発に必要なデータ整備を推進している。また、ロボット開発からAI開発、データ収集までを一貫して行う垂直統合型の開発体制や、海外拠点を活用したデータ生成能力を強みとしている
リコーおよび国内販売会社のリコージャパン株式会社では、フィジカルAI領域での研究開発およびロボット事業の協業検討を進めている。今回の資本提携および初期的な協業の枠組みを通じて、今後Telexistenceとの連携を深めながら、新たな価値創出の可能性を探求する。
リコーは2023年11月に「RICOH Innovation Fund」を設立し、デジタルサービスの会社への変革を加速する取り組みの一環として、BtoBスタートアップとの共創を通じた成長支援に取り組んでいる。今後も、オープンイノベーションを通じた協業・共創を通じて “はたらく” に変革を起こし続けることで、人ならではの創造力の発揮を支え、持続可能な社会の実現に貢献していくとしている。
出資先概要
会社名:Telexistence株式会社(東京都大田区平和島6-1-1 東京流通センター物流ビルA棟 AE3-3)
事業内容:小売・物流業界向けに、AIとロボティクスを活用したロボットサービス(RaaS)を提供
公式サイト:https://tx-inc.com/ja/top/
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