印刷工業会 らぶっく分科会が「本を贈ろう2026」開催 本の贈り合いを通じてコミュニケーションの楽しさを伝え印刷業界の魅力発信に貢献
印刷工業会の出版印刷部会・らぶっく分科会は7月15日、東京都新宿区のDNP市ヶ谷田町ビルDNPプラザで「本を贈ろう2026」を開催した。
3回目を迎えた「本を贈ろう」イベント
同分科会では「印刷を魅力ある業界に」というスローガンのもと、出版業界への貢献を目的とし、「出版物の販促支援/読書喚起」へ繋がる企画として、「本を贈ろう」イベントを広める活動を2024年から行っている。同イベントは本を贈り合うスペイン・カタルーニャ地方の伝統的な風習「サン・ジョルディの日」のアイデアを基としたもので、今回で3回目の開催。今回は「本を贈ろう」イベントの持続可能な実施形態の知見収集と、本を介するコミュニケーションの有効性の検証を目的として実施された。
昨年度開催では同分科会に属する印刷会社からの参加が主だったが、今回は得意先やデザイナー、他の業界団体といったさまざまな出版関係者に広く参加を呼びかけ、総勢52人の参加となった(昨年度は34人参加)。
小説、マンガ、オールジャンル…… 本の贈り合いで交流深める
イベント冒頭の開会挨拶で、印刷工業会の髙浪貴裕専務理事が「本を選ぶプロセスが相手への理解を深めるだけでなく、自分自身の感性を見つめ直す豊かな時間になります。過去の開催でも、本を媒介に立場を超えた交流が生まれており、今回の贈り合いを通じても、新たな絆と素敵な本との出会いが生まれることを期待しています」 と述べた。
開会式後、参加者があらかじめ購入し、持ち寄った本をもとに、「小説」「マンガ」「オールジャンル」の各チームに分かれてイベントが始まった。
各グループ内で交換相手の抽選を行い、その交換相手に対し持参した本について、出合ったきっかけや自分に影響を与えた事柄、感想など様々な思いを語りながら本を交換。グループ全体で本を通じての意見交換を実施し、各グループの代表者がイベントに対する感想や効果などの意見を発表した。
【参加者の声】
・新しい本に沢山出会えて非常に楽しかった。
・とても楽しかった。また開催して欲しい。
・どういう本が贈りたいか自分のことを考えるきっかけになった。
・本を通じて交流ができ、人と本と新しい出会いができて良かった。
・ジャンル分けされたグループへの参加だったので、本を選びやすかった。
閉会の挨拶を印刷工業会 出版印刷部会の佐藤仁部会長が務め、「『本を贈ろう』の取り組みが会員企業や他の業界、そして全国へ広がり、本を通じたコミュニケーションが社会に根付くことへを期待しています。バレンタインデーやハロウィン、クリスマスのように、『本を贈ろう』が日本の新たな文化として定着してほしいと願っています」と述べ参加者へ感謝の意を伝え、イベントを締めくくった。
イベントのさらなる拡大を目指して
らぶっく分科会では今後、同イベントの運営ノウハウを通じて、分科会参加各社が自社で同様のイベントを開催できる体制を目指す。また、「本を通じてコミュニケーションの楽しさや意義を伝える」というこのイベントの理念を広く発信しながら、将来的にはハロウィンやバレンタインのように、誰もが親しむ定番イベントとしての普及を目標に活動を展開するとしている。
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