日印産連 「2026年9月印刷の月」記念式典に398名 印刷功労賞10名・印刷振興賞15名・特別賞1団体を表彰

一般社団法人日本印刷産業連合会(日印産連/大橋輝臣会長)は9月9日、東京都千代田区のホテルニューオータニ「鶴の間」で「2026年9月印刷の月」記念式典を開催し、日印産連表彰受賞者25名1団体を表彰した。式典には398名が出席した。

式典会場

紙の価値を決めるのは未来を生きる人たちだ―作家・今村翔吾氏

講演を行う今村氏

式典に先立って行われた特別講演会では、作家・時代小説家の今村翔吾氏が登壇。「印刷が支える本の未来を考える」をテーマに、本や書店への熱い思いを語った。作家でありながら書店オーナーも務めている同氏は、自身の本との出会いや書店オーナーになった経緯などを語りつつ「50年後を生きる子どもたちに『紙の本を残してほしかった』と言われるような、手遅れの状態になりたくない。紙の本の価値を決めるのは自分たちではなく、未来を生きる人たち」と論じ、紙の本を残す必要性を強調。紙が持つ価値や可能性を力強く示しながら、印刷業に対して「単に文字を紙に刷るのではなく、想いを紙に載せる仕事だ」と敬意を表し、印刷業への恩返しを誓って講演を締めくくった。 

印刷産業の重要性を発信

式典冒頭の挨拶では、日印産連の大橋会長が「印刷産業が社会を支えるインフラとしての役割を持ち、顧客企業の変革や地域経済を支える基盤産業であるという原点を改めて確認したいと考えている。今後も様々な発信を通じて、印刷産業の重要性を社会に示していきたい」と印刷産業の存在意義と役割を訴えた。

表彰式では、印刷功労賞の10名、印刷振興賞の15名、特別賞の1団体を表彰した。
受賞者を代表して謝辞を述べた印刷功労賞の内藤正和氏(内藤プロセス株式会社)は「街に出ると、広告をはじめとした印刷業の仕事がたくさん溢れている。既存製品を見ながら、新たな提案を試みて仕事を繋げていこうという思いをいつも持っている。印刷10団体も繋がりを強固にしながら、さらなる向上を目指し、印刷文化の発展に邁進していこうではないか。それが活気ある印刷業界に繋がっていくと思う」と印刷産業の連携を呼びかけた。

挨拶する大橋会長
謝辞を述べる内藤氏
印刷功労賞
印刷振興賞
特別賞

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