フジキカイ 「水系IJP×包装機上でのダイレクト印刷でフィルム廃棄量を削減」が「2026日本パッケージングコンテスト」最高賞を受賞 10月16日からTOKYO PACK 2026にも出展

愛知県の包装機メーカーである株式会社フジキカイは、同社の作品「水系IJP×包装機上でのダイレクト印刷でフィルム廃棄量を削減」が「2026日本パッケージングコンテスト」の最高賞であるジャパンスター賞(公益社団法人日本包装技術協会会長賞)を受賞したことを発表した。「日本パッケージングコンテスト2026」での同社の受賞は、今回が初めてとなる。

表彰式(フジキカイ代表取締役社長 生田涌希氏)
「日本パッケージングコンテスト2026」ジャパンスター賞(日本包装技術協会会長賞)を受賞した作品

環境面の課題やナフサ不足によるコスト面の課題に新提案

「日本パッケージングコンテスト」は公益社団法人日本包装技術協会が主催するコンテストで、時代と社会の要請に対応した、生活文化に優れたパッケージングとその技術の開発普及を目的に開催されている。

昨今、プラスチックの原料となる「ナフサ」の供給と価格の不安定さから、フィルム価格の値上がりが続いている。一方、商品のリニューアル時には新規で包装フィルムを製作し、旧版フィルムは破棄しなければならない状況が変わらず続いており、コスト面ではもちろん、環境面でも大きな課題とされてきた。
フジキカイは、フィルムへ食品にも安全な水系インクジェットを用いたカラー印刷~乾燥工程を包装機上部にて行い、出来上がったフィルムを即時包装機本体へ送り込むことで、デザイン性を失わず、かつ製品改廃に伴う旧版フィルムの廃棄量を削減できるのではと考えた。グループ会社の株式会社フジパックシステム、プリンターメーカーの株式会社エムエスティ、水系インクジェットの技術を持つコニカミノルタ株式会社、検査装置を手掛けるダックエンジニアリング株式会社の5社で共同開発を開始。今回の受賞作品は、この5社により共同開発を行った包装機「水系IJP搭載横形ピロー包装機FPW3410ⅡB」を使用してパッケージングしたものとなっている。
同社は、製品の開発コンセプトと高い効果が認められ、今回のジャパンスター賞受賞に繋がったとしている。

作業現場の効率や生産性向上に貢献

受賞作品「水系IJP×包装機上でのダイレクト印刷でフィルム廃棄量を削減」で使用した包装機「水系IJP搭載横形ピロー包装機 FPW3410ⅡB」は、水系インクジェットプリンタと乾燥装置、検査装置を搭載し、フィルムへ「必要な内容」を直接印刷しながら1分間に最大80個の製品包装が可能で、工程の最適化と付加価値向上を1台で実現する次世代包装ソリューション。フィルムを包装機上で印刷することで、共通フィルムの使用が可能になるため、製品ごとのフィルム作成が不要となり(版レス)、製品改廃に伴う旧版フィルムの廃棄量を大幅に削減する。製品切替時もフィルム・リボンの交換が不要で小ロットからの受注・生産に対応できるため、作業現場の作業効率や生産性が向上する。
また、安全で低臭な水系インクを使用し、様々なフィルム基材の表裏・多面(表面・側面・底面)へフレキシブルで高精細なカラー多色印刷が可能なため、ラベルやシール貼付工程が不要(ラベルレス・リボンレス)、更なる省コストも見込める。グラビア印刷フィルム使用時※1と比較し1本あたり約15万円のコストカットが可能で、環境面でも年間CO2排出量を53%削減※2。熱転写リボン使用時と比較しても年間CO2削減量1,315tと大きな貢献ができる。

※1  グラビア5色(白+CMYK)印刷+版代を製品1種類分の費用として換算し、最低ロット3本とする(同社調べ)
※2 前提条件 中食150億食/年間(W/W)とする

受賞作品で使用した「水系IJP搭載横形ピロー包装機」FPW3410ⅡB
包装機に搭載した印刷・乾燥ユニット

展示会に出展 TOKYO PACK 2026ではデモ実演も

受賞作品「水系IJP×包装機上でのダイレクト印刷でフィルム廃棄量を削減」および「日本パッケージングコンテスト」の入賞作品は、10月14日から東京ビッグサイトで開催される「TOKYO PACK 2026」東7ホールの特設ブース「2026グッドパッケージング展」で一般公開される。また、同展示会のフジキカイ/フジパックブースでは、受賞作品を製作した包装機「水系IJP搭載横形ピロー包装機 FPW3410ⅡB」の実機展示および実演デモを行う。

展示会名:TOKYO PACK 2026 “東京国際包装展”
会期:2026年10月14日(水)~10月16日(金) 10:00~17:00
会場:東京ビッグサイト 東1~3、7、8ホール(東京都江東区有明3-11-1)
主催:公益社団法人日本包装技術協会
入場料:無料(来場者登録が必要)
特設ブース:東7ホール会場内(木下賞受賞作品展 併設)
株式会社フジキカイ/株式会社フジパックシステム ブース:東3ホール 3M19
公式サイト:https://www.tokyo-pack.jp/event/13994

東京都文京区の印刷博物館で開催予定の展覧会「現代日本のパッケージ2026」でも、同作品の展示を行う。12回目の開催を迎える同展では、日本で開催されている3つのパッケージコンクール「第65回ジャパンパッケージングコンペティション」「日本パッケージデザイン大賞2026」「2026日本パッケージングコンテスト(第48回)」の各受賞作品が一堂に展示される。

会期:2026年10月17日(土)~2027年1月17日(日) 10:00~18:00
会場:印刷博物館 P&Pギャラリー(東京都文京区水道1丁目3番3号 TOPPAN小石川本社ビル)
入場料:無料 ※印刷博物館地下展示室に入場の際は入場料が必要
休館日:毎週月曜日

さらに、「水系IJP搭載横形ピロー包装機 FPW3410ⅡB」の製品動画を、9月16日~9月30日開催のオンライン展示会「フジコミュニケーションプラザon WEB 2026」内ページで先行公開する。同展示会では、時間や場所を問わず参加できるオンラインならではの特長を生かし、ユーザーの生産性向上につながる製品を紹介する。6年目となる今回は、より気軽に参加できるよう事前登録を廃止し、MAP表示の大幅なリニューアルを実施している。フジキカイ・フジパックシステムの製品はもちろん、国内外コラボレーション企業様の製品など、さまざまなコンテンツを多数用意している。入場無料。

展示会名:フジコミュニケーションプラザon WEB 2026
会期:2026年9月16日(水)9:00 ~ 9月30日(水)18:00
備考:登録不要・入退場自由・入場無料
URL:https://fujikikai.online/fcp2026

フジコミュニケーションプラザon WEB 2026

この記事をシェアする

関連記事

最新記事