ニコンつばさ工房/エプソンジャパン 日本科学未来館内「Tokyo Mirai Park」で共同ワークショップを開催 子供たちが資源循環を学ぶ

株式会社ニコンつばさ工房とエプソンジャパン株式会社(エプソン)は9月26日、日本科学未来館内「Tokyo Mirai Park」(東京都江東区)で、持続可能な都市モデルの実現を目指す取り組み「東京ベイeSGプロジェクト」のワークショップ「紙から未来を考えるPaperLab」を共同で開催した。企業による資源循環の取り組みを次世代へ伝え、子供たちが環境問題や循環型社会について主体的に考えるきっかけを創出することを目的に、小学生とその保護者を対象として実施した。

ワークショップを通して資源循環の仕組みを楽しく学ぶ

株式会社ニコンは、東京ベイeSGパートナーとして、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを推進している。また、ニコングループの特例子会社であるニコンつばさ工房では、エプソンの乾式オフィス製紙機「PaperLab」を活用し、社内で発生する使用済みの紙を再生する資源循環活動と、障がいのある社員の活躍の場づくりに取り組んでいる。
同イベントでは、2社のこうした実践事例をもとに、29人の参加者に対して、資源循環を身近に感じてもらう機会を提供した。紙資源の循環や環境課題について学ぶ環境学習と、エプソンの乾式オフィス製紙機「PaperLab」に活用されている技術を体験できるプログラムを行った。

第1部 紙の未来について考える環境学習―紙づくりと資源循環を学ぶ

ワークショップ前半では、東京都による「東京ベイeSGプロジェクト」の紹介と、エプソンによる環境学習プログラムを実施した。
子供たちは、普段なにげなく使用している紙が木材や水といった貴重な資源から作られていることや、紙の製造工程で森林資源や水資源が利用されていることについて、クイズを交えながら楽しく学んだ。さらに、地球上で人が利用できる水資源が限られていることにも触れ、資源を大切に使うことの重要性への理解を深めた。
また、水をほとんど使用せず(機器内の湿度を保つために少量の水を使用)使用済みの紙を再生できる「PaperLab」や、その基盤技術である「ドライファイバーテクノロジー」についても紹介。参加者は、使用済みの紙が新たな紙へと生まれ変わる仕組みを学びながら、資源循環の考え方への理解を深めた。

・ドライファイバーテクノロジー:https://corporate.epson/ja/technology/overview/printer-inkjet/dry-fiber-technology.html
・乾式オフィス製紙機「PaperLab」 ホームページ:https://www.epson.jp/products/paperlab/
・東京ベイeSGプロジェクト:https://www.tokyobayesg.metro.tokyo.lg.jp/esgproject/

東京ベイeSGプロジェクト紹介の様子
座学を熱心に聞く子供たち

第2部 PaperLabの技術を体験しよう

次に、子供たちはPaperLabに活用されている「ドライファイバーテクノロジー」の仕組みを体験した。この技術は、「ほぐす」「つなぐ」「かたちにする」という3つの工程から成り立っている。ワークショップでは身近な道具を使い、紙が再生されるプロセスを紹介した。
子供たちは保護者やスタッフと協力しながら、水を使わずに使用済みの紙が新しい紙へと生まれ変わる仕組みを夢中で体験していた。会場では、「紙がこんなふうに再利用できるとは知らなかった」「捨てるだけでなく、もう一度使う方法があることを知った」といった感想が上がった。

①ほぐす(繊維化):シュレッダーで細断した使用済みの紙をハンディミキサーで粉砕し、綿状の繊維へと戻す

シュレッダーで細かくした紙
ハンディミキサーで用紙を繊維(綿状)に戻す様子

②つなぐ(結合):好きな色の結着粉末(のり)を混ぜ合わせ、色鮮やかな素材を作成する

繊維に結着粉末を混ぜ合わせている様子
各々が好きな色を結着粉末を使用

③かたちにする(成形):均一に伸ばした繊維に熱と圧力を加え、強度の高い新しい紙へと再生させる

繊維を均一に伸ばす様子
使用済みの紙が新たな紙へと生まれ変わった

第3部 世界に一冊だけのオリジナルノートをつくろう

ワークショップの後半では、ニコンつばさ工房によるオリジナルノート制作を実施した。参加者は、第2部で自ら作成した再生紙に加え、ニコンつばさ工房でPaperLabを活用して再生した紙を用いながら、自由な発想で世界に一冊だけのオリジナルノートづくりに挑戦した。
単に紙を再利用するだけではなく、新たな価値あるものへと生まれ変わらせる体験を通じて、環境への配慮とものづくりの楽しさを学ぶ機会となった。

参加者が自分で作成した紙を好きな形に切り抜き、貼り付けて完成したノート

「とても楽しかった」が9割超え―参加者の声

今回のワークショップでは、企業が実践する資源循環の取り組みを、子どもたちが実際に見て、学び、体験する機会を提供した。ワークショップ終了後のアンケートでは「とても楽しかった」が全体の93%を占め、参加者からは環境や資源循環に関する前向きな感想が数多く寄せられた。未来を担う世代の環境意識醸成につながるイベントとなった。
エプソンは今後も、企業・自治体・教育機関との共創を通じて、環境技術を活用した学びの場を提供し、持続可能な社会の実現と次世代人材の育成に貢献するとしている。

【参加した子供たちの声】
「紙をつくって捨てるを繰り返すより、紙をつくって直す未来になって、木が増えたらいいなと思いました」
「紙がもっと再生できる東京になってほしいです」
「世界中のどこでもきれいな水が飲めて、CO2の排出が少ないまちになってほしいです」
「ごみが少なくて、みんなが紙を大切に使う未来になってほしいです」

【保護者の声】
「普段なかなかできない体験ができて良かったです」
「紙について改めて考える良い機会になりました」

【株式会社ニコンつばさ工房 最上 彰代表取締役コメント】
今回のワークショップは、エプソンジャパン、ニコン、日本科学未来館の協力で実現したもので、それぞれの持ち味を生かし、これからの子供たちに紙資源の社内循環サイクルの取り組みと、PaperLabによる紙の再生技術を組み合わせることで、子供たちに資源循環をより身近に感じてもらう機会を提供することができたと感じました。
参加者の皆さんが笑顔で紙の再生工程に興味を持ち、楽しみながら学んでいる姿がとても印象的でした。完成したノートを大切に持ち帰る様子からも、環境について考えるきっかけになったことを実感しています。
今後もエプソン様をはじめとするパートナーと連携しながら、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めてまいります。

【エプソンジャパン株式会社 PaperLab 推進担当コメント】
今回の取り組みは、PaperLab を導入いただいているニコンつばさ工房様との共創により実現しました。
PaperLab の技術そのものを伝えるだけでなく、企業で実践されている資源循環の取り組みを体験型プログラムとして届けることで、子供たちが環境課題を自分ごととして考える機会を創出できたと考えています。
今後もエプソンは、導入企業や自治体との共創の輪を広げながら、環境技術を活用した社会課題解決と次世代育成に貢献してまいります。

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