コダック 視認性を向上させた『KODAK SONORA XTRA』、IGAS2022で有処理版に近いコントラストを披露

コダック ジャパンは11月24日から28日まで、東京ビッグサイトで開催されたIGAS2022に、露光後の版面の視認性を格段に高めた完全無処理CTPプレートの新製品『KODAK SONORA XTRA』を出展した。

KODAK SONORA XTRA

新製品はすでに海外で展開されていたが、日本では国内ユーザーのニーズに合わせて仕様を改良するとともに、このほど群馬工場での生産準備が整ったことで、IGAS2022に合わせて販売が開始された。

改良点は①視認性の向上、②感度の向上、③耐傷性の向上、④耐刷性の向上の4点。視認性の向上では新発色剤により画像コントラストを高めた。加えて露光後の感光層を青紫色にしたことで、有処理版に近い視認性を確保した。また感度を高めたことで、KODAK MAGNUS Q800プレートセッター T-SPEEDでは80版/時の高速出力を可能とした。

従来品のSONORA CX2でも改良されていた耐傷性は、塗膜強度を向上させた感光層と、新デザインの砂目、アルミ表面を強化する二層構造の陽極酸化被膜により、さらに1.2倍に高めた。耐刷性は輪転機で30万~40枚枚、油性枚葉機で15~25万枚、UV枚葉機で5~10万枚を実現する。

関連記事

最新記事