凸版印刷は、スコープと共に、 商品をテーマごとに訴求する紙/Webチラシ製作サービス「ハッシュタグチラシ(TM)」、 チラシの理解を促進する動画製作サービス「動画チラシ」、 テーマに該当する月間特売商品を表示できる「パーソナルDBチラシ(TM)」からなるデジタル時代に対応した、 新しい販促支援サービス『未来のチラシ(TM)』を開発した。本格提供開始に先立ち、 イトーヨーカ堂の協力により、 今年２月からイトーヨーカドー各店でトライアルを開始した。

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、 流通小売り各社では、従来のような特売チラシによる集客ではなく、 来店の集中を避けるために月間特売などのEDLP（Everyday Low Price：商品を一定の期間同じ低価格で販売する価格戦略）施策を強化している。しかし、これまでのEDLP施策では、価格面を中心に選定した商品を店頭POPなどで表示しているだけで、おすすめの理由についての訴求が少なく、他社との差別化ポイントを伝えることが出来ていない場合があった。

凸版印刷とスコープは、これらの課題に対し、店頭に並んだ商品をさまざまな基準でグループ化およびテーマ付けし、３つの新しいチラシで構成する『 「未来のチラシ™』（「ハッシュタグチラシ™」、 「動画チラシ」、「パーソナルDBチラシ™」）を開発し、自動でタグ付けする機能を開始した。
これにより、「コト消費」「トキ消費」を代表するハッシュタグを選定することで、 “自分らしい”消費行動を実現するとともに、 紙のチラシの接触率が低い若い世代にも商品の魅力を認識してもらうことが可能になった。

「ハッシュタグチラシ™」とは、商品選定への想いをハッシュタグによりテーマ付けし、 価格だけではない商品の魅力を認識させることが可能。紙のチラシだけでなく、 電子チラシの製作もできるほか、SNS等の他デジタルサービスと連携可能。

「動画チラシ」は、凸版印刷が提供する動画製作サービス「movring(モブリン)」を活用することで、 チラシの動画化を安価、 短納期で制作できる。

「パーソナルDBチラシ™」は、「ハッシュタグチラシ™」から気になるテーマにアクセスし、 テーマに該当する月間特売商品を表示できるデジタルチラシ。 チラシ未掲載商品含め対象商品の一覧が確認可能で、 データオリエンテッドなチラシを実現する。