三浦工業 水銀フリー「UV-LED水殺菌装置」が業界最大処理水量10㎥/hを達成 高出力UV-LEDの進化でさらなる省エネと環境負荷低減を実現

三浦工業株式会社は、水銀を使用しない「UV-LED水殺菌装置」の処理性能を向上させたと発表した。日亜化学工業株式会社の高出力UV-LEDの進化により、業界最高クラスの電力変換効率7.4%を達成し、業界最大となる10㎥/hの処理水量を実現。従来機と比べて25%の処理能力向上、最大7.6%の消費電力削減を達成した。

水銀を使わず、より高性能・高効率に

三浦工業が2024年8月から販売している「UV-LED水殺菌装置」は、日亜化学工業製のUV-LEDを採用し、水銀を使用しない安全・環境配慮型の殺菌技術として注目されてきた。化粧品、化学、機械、電子など多業種のユーザーから既に多数の採用実績があり、高いニーズを誇っている。

今回発表された改良モデルでは、UV-LEDの出力向上により、処理水量が10㎥/hに拡大。これは同分野では業界最大級の能力となる。高効率の光源設計により消費電力も抑え、従来比で最大7.6%の削減を実現。環境への配慮とエネルギー効率を両立させた製品として、さらなる市場拡大が見込まれている。

WV-10AF
仕様一覧

さらなる用途拡大へ向けて

この水銀フリーのUV-LED水殺菌技術は、水処理分野での「脱水銀化」を加速させるものとして期待されている。三浦工業では今後も処理水量の大流量化や、装置の適用領域の拡大を目指した開発を続け、「水銀フリー社会」の実現に向けた取り組みを進めていく。

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