光村図書出版 子どもたちの読書習慣、紙の本が根強い人気 全体の約3人に1人が「月に3冊以上の本を読む」
光村図書出版株式会社は、「子どもの『好き』に関するアンケート調査」の第4回目として、「本と読書」に関する調査結果を公表した。調査によると、全体の約3人に1人(30.2%)が「月に3冊以上の本を読む」と回答した。
同社は4月23日の「子ども読書の日」にちなみ、全国の小・中学生500人(小学生335人・中学生165人)を対象に、インターネットで調査を実施した。これにより子どもたちの読書に対する関心や習慣の一端が明らかになった。
物語・図鑑・科学系が人気ジャンル、中学生はスポーツも
好きな本のジャンルを尋ねたところ、全体では「物語(小説)」が最も多く、次いで「事典・図鑑」「科学・テクノロジー」が続いた。
小学生では「事典・図鑑」が1位となり、物語や科学分野がそれに続く。一方、中学生では「物語」が1位となり、その他「スポーツ」「科学・テクノロジー」「歴史・地理」が人気を集めた。
月3冊以上読む子どもが3割、書店や図書館の利用が主流
読書量に関しては、全体の約3人に1人(30.2%)が「月に3冊以上の本を読む」と回答。読書を楽しむ子どもたちが一定数いることがうかがえる。
書籍の入手場所については、小・中学生ともに「実店舗の書店」が最多。次いで「学校図書館」、小学生では「地域の図書館」、中学生では「オンライン書店」が3位に挙がっており、世代による違いも見られた。
約6割が「紙の本が好き」、電子書籍は1割にとどまる
読書媒体の好みに関する設問では、「紙の書籍が好き(好き/どちらかといえば好き)」と答えた児童生徒が約6割を占めた。「電子書籍が好き」は1割強にとどまり、根強い紙の本人気が浮き彫りとなった。
また、電子書籍については約3人に1人が「読んだことがない」と回答した。